心地よい潮風を頬に受けながら
鳴りひめく雷鳴をかわきりに
突然降り出す雨
地面に叩きつけられた水は高く跳ね上がる
あらがうことなど出来ない
このゆうだちのような激しい恋を
私はまだ知らない
見慣れた街のけしきから
1匹の猫が消えた
そのことにいったい
何人の人が気づいているのか気になった
幾つも付けられた名前は
たくさん愛された証か
それとも孤独の証明か
小さな命の幸福を祈ろう
会話をしても
瞳を合わせても
手をつないでみても
なんでかなぁ
恋人にはなれない