揺れるつり革

揺れないつり革

目の前の背中に揺れる私

誰に似ているかは言わないけれど

ちらりと見えた横顔に違う人で良かったと

ため息を一つついて揺れない私にもどる





添え木のしてある向日葵と

さっき偶然目が合った

枯れてしまうんじゃないかというその姿に

ガンバレガンバレと声をかける

がんばりがたりないからガンバレって言ったんじゃなく

がんばっているのをタダ応援したくて

添え木に様に支えてあげたくて

がんばれってなった

ナイーブなこの世の中

がんばれはそんなに悪い言葉じゃない