「もう令和だよ・・・?」教員に限る話ではないと思うが、大学生が社会人になった時に様々なギャップに直面するだろう。そして社会人マナーがなっていないと「まだ学生気分が抜けていないのか」と怒られることも。
ただでさえわからないマナーに加え教員の世界では大学の講義や参考書に載っていなかった仕事が多く、自分のキャパシティがパンクしてしてしまう新社会人も多くいるのではないだろうか。
ここでは完全に拭うことはできないが、自分が初任の時に知りたかった事と解決策を紹介させてもらう。
紙
この一文字を見て「あぁ・・・」と勘づくのはきっと私と同世代の若手であろう。
情報の優先度や部類分けが難しい初任のうちは、まず情報を漏らさないことを優先したい。
題名の通りだが、四月初めて出勤して一番困ったことは紙の量である。
特に驚愕だったのは変更があるたびに紙で最新版が配られるということだ。
実際出勤初日に三通りの入学式実施案が配られ混乱した。
どうやら昨年度中に何度か計画に変更があり、更新日時が記載されておらず、どれが最新版でどれが本当の自分の担当なのかがわからない状態になっていた。
そして一週間が終わる頃には合わせて紙の量が約二十センチになっていた。
企業に就職した友達から聞いた話と比べると、自治体は学校によって差はあると思うが、どうやら学校の先生は機械に疎いようだ。確かに私の職場でもマイクロソフトの使い方がいまいちな先生や、(関係ないとは思うが)ガラケーを使用している先生がいる。
さらに厄介なのは、私の職場の職員室は20〜30代が半分以上を占めている。つまり紙で情報が出たと思えば、若手の先生がデータで発信する。紙とデータだけ抑えていればいいのかと思えば職員室の掲示板に書いてあるということもある。そしてこの溢れる情報はどの仕事でもそうだが自分以外の人間に多大な迷惑がかかる。担任であれば一つ落とすと少なくとも子ども30人とその保護者大体60人に被害が及ぶのだ。
たくさんの情報がほとんど紙で配られる、かと思えばその情報が時には違うところから出現する。初任の時は知らない言葉がただでさえ多く経験がないためこれにはかなり苦戦した。
解決策
①事前に情報源を聞く
これは初任を終えて振り返ると一番にやるべきことだったと思う。最初の頃は情報の見落としの原因の大多数を占めていたのは「自分が知らないところに書いてあった」ことだった。私の場合は五月頃にようやく職員室の端に掲示板があり、そこで事務や学校主事さんからの発信が行われていたことを知った。
よくある例だと
・机上
・PC内の掲示板
・職員室内の掲示板
・職員室内のホワイトボード
・職員個人ボックス
である。始めはどれが必要でどれが優先なのかを見分ける以前に情報を漏らさないことに徹したい。
②部類を知る
どんどん配られる紙をまとめることは当然だが必須事項である。「教育計画」や「学校計画」がある学校であれば、その目次に沿ってまとめるとわかりやすい。ここでは部類の一例を紹介する。配布される資料はざっくり以下のように分けられる。
まずは行事予定関連。月の予定は細かい変更が多く、変わったところは学級運営に直結するものばかりなので必ず確認しなくてはならない。
次に生活指導関連だ。ここには学校の決まるが多く記載されているため、初任は特に頭に入れなければならない。公立小学校とは言え細かい決まりは学校によって異なる。いつ子どもに聞かれてもいいように一つにまとめておくべきだと思う。
最後に保健、コロナ、特別活動、研究授業、学習指導案だ。これらは一つの量自体は少ないが、使用する頻度が多いため分けておくと便利だと思う。特にコロナ対応に関しては「〇〇日出席停止」「兄弟が登校していいのは〇〇日後から」など決まりが短い期間で二転三転し、自治体や学校によって差がある。保護者から聞かれることが多いので別にしておくと良い。
番外編(FAX・メール・交換便)
「メールを送ることをFAXで知らせてほしい。」
こんな衝撃的なことを言われたのもちょうど1年前の話だ。そして何かデータを人に送る時に人によって送信方法の指定が異なる。また、自治体によっては交換便と言って、指定のボックスに書類を入れると、担当が区役所や教育委員会、また幼稚園や中学校に渡しに行ってくれるものもある。
「わざわざプリントアウトしなくてもいいのでは・・・」と思う若手初任もいると思うが、現場ではこういうこともあるため、使い方を知っているとよい。
最後に
ここでは紙やFAXが悪いと言っているわけではない。データだと情報が飛んでしまうことやどこかに流出してしまう欠点もある。始めは初めてのことに押しつぶされながらギャップにも悩み、苦しいことがあるかもしれないが、色々なやり方を知り使えると便利だ。そして、いずれ自分から効率の良い進め方を発信できる立場になればなお良いと思う。