熱は視界を歪ませて、現実を過剰に映したり、ぼやかせたりするのだろう。

君に伝えたいのは、そういうことじゃない。

優れているかどうかの話ではなく、君には見えていないことが多すぎる。

君が美しく語ろうとするその話は、手垢にまみれた欲望の話。

いや、だからといって君の人間性を貶すつもりはない。

誰しもがそういう可能性を等しく持ち合わせていて、何ひとつ特別なことではないのだ。

君がこれまでそういった人間を蔑んできたことは知っている。

そして今君は、それらの人の大半を下回る実績を得たのだ。

その現実を直視せず、未だ美しい言葉で飾ろうとする君が、私には滑稽だ。

何度も言うが、私は君の犯した罪を特別に嫌悪するわけではない。

それを美化する君が嫌いだ。