どこまでも深い井戸の底を安全な場所から覗き込んで、その恐ろしさを知った気になっていた。そんな音楽を多く作ってしまった気がする。時を経て、知らぬ間に井戸の中に居たりもしたけど、今はその深さにも、光射す小さな空にも、あまり興味はないのだ。目を閉じて浮かぶ顔。その人、その人たちを想う。歌う。