とりあえず作業を進める。

他にやりたいことがあれば、ちょっとサボったりもする。

約束は守る。

でも+αまではしない。

必要最低限の守備範囲を守る。

遠く先のことは考えない。

3日程度の回し方くらいは考える。

疲れたら休む。

約束だけは守る。

不細工でも鈍くさくても非効率でもいい。

上手くなくていい。



つまらないものに付き合うために、割り切る実験。

実験開始からまだ数日。

まだ実務上の切り替えは不十分だが、気持ちはとても楽だ。

仕事の世界の理想は、誰かにお仕着せられたものではあるまいか。

父とは、夫とは、ロックとは、ボーカリストとは。

それら全てがお仕着せのイメージではあるまいか。

自身が望んだものと思わされ、酸欠寸前でもがいている顔を、私も彼もそうだ、と見て見ぬふりか。

否。

世界は余白だらけだ。

ほぼ白紙だ。

何色に塗るかなんて、私が気分で決めることだ。

間違いなどない。

まともな人間などいない。

いるとすれば押し売りと盲信の宗教家。

そのどちらかに魅力を感じるならば、引き続き苦しめばよい。



私はどうだ?

大きく否!

真実は欲望に聞き、判決は己で下す。

俺最高裁はきびし目の辛口で。



これは殻をかぶるのとは逆に殻を破る話であり、裸の王様とは真逆の、丸裸の世界の王についての話。

常識なんぞは流行の話。

私はこの生きにくさを誇りにかえて、スイスイと歩いていこう。



実験は良好な経過を見せながら、気長に続く。