友達が仕事を持ってきてくれて、いまその作業をしてる。

たまたま他の仕事と重なってバタバタしてるんだけど、暇な俺を心配して無理矢理くれた仕事だから、得意先には内緒だけど、先に仕上げたい。

そんな作業の真っ最中のいま、別の友達のこと思い出してしまった。

後悔とともに思い出す記憶。

あいつの話をしたら、幼なじみが泣いてしまうし、不甲斐なさでいっぱいになるから、大事なところは誰にも話さない。

あいつの才能に引け目を感じてしまったのは、俺の自意識のせいなんだろう。

そんなつまらないもので、あいつを孤独にしてたのかもな。

ひとりで居る奴じゃなかったから、ほんとは寂しがり屋だったんだろうな。

強がりだったから、今になってようやくそう思ったんやわ。

友達は所詮、大したことは出来んのだけど、話くらい、酒くらい、朝までくらい、いまになって思う。



忘れられなくて、消えることのない後悔を抱えてしまったら、人はちょっと心配性になって、時としてうざったい奴になってしまう。

そういうのが多くなると、段々生きるのがヘタクソになるんじゃないかなぁ。

こんなもんは、ひとつかふたつでいいんだよ。

ヘタクソな生き方には、そうなってしまう物語が、過去のどこかにあるのだろう。

誰かのそれを見つけられるわけじゃないけど、想像はしてみたい。

何かを抱えて、誰しもが、引きずりながら、不器用に生きている。



さぁ、友達の仕事、今日中に仕上げよう。