それにしてもスポーツの指導というのは難しい。

小学生が相手なので、全員に同じメニューを与えることも大事だと思っているが、既に見えている個性については、それを伸ばすための個別のメニューも必要だろう。

限られた練習時間内で、それを両立するのが難しい。



全員が連動するためには共通意識が必要。

そして意識だけでなく、一定レベルの技術も必要。

戦略としてパスゲームを選んだ我がチームであるが、方向性が間違っていたわけではなかった。

パスは回った、ボールは運べた、足りなかったのはフィニッシュにおける勇気とスキルだ。

それを得るために必要なのは、「合わせ」と呼ばれる連動性と、ワンフェイクからシュートに持ち込む技術と発想、そして「自分が点を取る」というがむしゃらさ。



連動するチームの中で、ターミナルとなるべき存在としてのキャプテンに必要なキープ力。

これも重要である。

それ以外にもキャプテンに必要なのは、まずは何が何でも自分がボールを保持し、起点とならなければいけないという意識。

我が、我が、という貪欲さ。

とにかく我が子であるキャプテンを鍛えて、全員の技術の基準を引っ張りあげないといけない。

チーム内での競争心を煽って、高学年だから試合に出られるという油断をなくさなくては。

まぁ実際は、大会になると高学年が優先になっちゃうんですけど。

そこはボランティアなんでね。

でもそれを内緒にしておいて、上手に危機感を植え付けていければと思う。



キャプテンが我が子というのはやりづらい面もあるのだけど、逆に恵まれた部分に目を向けて、その状況を最大限に活用しよう。

秋の大会まで4ヶ月。

小学生だけに、驚くべき成長も期待できる。

そしてその方法を与えるのは僕自身によるところが大きいわけで、やっぱ気が抜けないのである。