たとえば僕はあなたが求めるものや、それに対する満足の度合いや、支払うべき代償への気持ちなんかは全くわからないのだ。

だからあなたも僕のことはわからんはずだ。

だからあなたの言葉は、形の曖昧な一般論なのだ。

それを丸投げしてくる行為のどこに好意を感じればよいのだろう。

本当に僕のことを、あなたのことを、相手のことを思いやる言葉は、そんなもんじゃない。

むしろ沈黙のほうが思いやりだ。

見守っておくれ。

ほんとに困ったら助けておくれ。

僕はそのとき、心の底からごめんなさいと言う。

勝手な言い分とお思いなら、あなたは欲望も愛情も想像力も、ちゃんとまだ財布の中に入ってるか確認した方がいい。