先週の頭から職場のお片づけをしていて、3日くらいで終わる予定が、まだ片付けています。
社長(親父)がため続けたゴミや埃、そしてハンマーが、20年分出てきました。
ゴミや埃はわかります。
私の理解の範疇にある。
でも、何だかよくわからないハンマーが20本くらい出てきたのには、動揺を隠し切れません。
一口にハンマーといっても、用途によっていろんな種類があり、私などは板金ハンマーと呼ばれるものを主に使っているのですけども。
釘を打つハンマーや、石を割るハンマーや、何に使うべきか社長もわからないようなものまで出てきました。
お安くお譲りします。
取りに来てくれる方だけ、お願いします。0円から。
うちの社長(親父)は、昔はわたくしのじいちゃんと一緒に働いていて、じいちゃんが使っていた道具もポロポロ出てきました。
私の知る限り、じいちゃんは旋盤工で、社長は元電気屋(ジョーシンとかの販売店じゃなく、組み立てるほうの)、一体どのようにして一緒に働いていたのかわかりませんが、昔はそういうボーダーレスな感じで、出来る仕事は何でもやるようなスタンスの町工場が多かったようです。
その流れは今現在、3代目となる私にまでしっかり伝承されており、私は一体全体、何をする職人なのかというのが、いまいちわかってません。
旋盤は全く触ったこともないし、電気のことはさっぱりわかりません。
毎日、鉄やステンレスを、切ったり、穴を開けたり、溶接したりしています。
そうか。
私は予てから、仕事における将来の展望というものを全く描けなかったのですが、その理由がわかりました。
現在の位置がわかっていない。
それが答えのようです。
この先どうなるも何も、まずここがどこだかわかっていない。
なるほど。
しかしこれで一歩進みました。
まずここがどこだか知ること。
いや、知るというより、決めることでしょうか。
自分の立ち位置を決められるということは、幸福なことです。
何にでもなれるわけではないですが、可能性は多少ある。
義務感ばかり感じてやってる仕事に、一筋の光明。
・・・なのか?
うーん、仕事のことはやっぱり、あんま考えたくないですね。
元の位置に戻る。