ムッシューはなかなかのヘロヘロズルズルっぷりでした。
演奏がね。うん。
あ、頭部に関してのご報告としましては、定番の帽子オンザ帽子スタイルでした。
ギターは弾けてないわ、声は出てないわで、決して褒められたステージではなかったですけど、ムッシュはあれでいいんでしょうね。
「ああ、おじいちゃん、ロックが好きなんだなー」と思わされました。
自分の曲をやってるときより、他人の曲をやってるときのほうが楽しそうだったり(終始楽しそうだったのですが)、その姿は永遠のロック少年そのものでありました。
自己実現だとか、存在証明だとか、そんなことはあの人に関係ないんでしょう、多分。
ロックが好きで、ギターが好きで、でも練習はあんまり好きじゃなくて。
そういうどこにでもいる少年が、4mほど目の前にいるムッシュの姿にだぶりました。
そして、ウチのMさんって、きっとこういうタイプなんだろうと思いました。
Mさんも、音楽どうこうよりも、まずロックに対する憧れのほうが先に立ってる感じがするんすよね。
そしてこの日のメイン(私の)、桜重奏サーティーンはやはり素晴らしいステージでした。
彼女らのライブ評などを検索してみますと、
「若い」
「女の子が」
「たった2人とは思えない」
という褒められ方をよく目にするのですが、そういう要素を全部無視したとしても、素晴らしい音楽であると私は思います。
この日の対バンはポップであったり、キャッチーであったり、いわゆるお客の側として盛り上がりやすいバンドが多かったのですが、その中にあって桜重奏の堂々たる個性は際立っていました。
予定調和一切なし。
お客様は黙ってみてろコノヤロウ(←これは私の気持ち)。
釘付けにされるとは、まさにあのステージにこそ相応しい表現でありましょう。
ああ、悔しいけれど、また見に行こう。
そしてマグロもいいライブしたいなと、思う気持ちがなんかもう「ムキーッ!」という奇声になって、三国ヶ丘の夜に響くのでした。