若かりし日の僕は、ヤクルトおばさんが苦手であった。


いや、ヤクルトおばさんに対する偏見や憎悪ではなくて。


バイクに乗っているヤクルトおばさんが苦手なのであります。



ヤクルトおばさん(以下YO)といえば、


バイクに積みきれるだけのヤクルト社製品を積んで走っていらっしゃいます。


スクーターの前カゴ、後カゴ、そして本来は足を置くべきステップにまで、


無駄を省くためのその積載力には、頭が下がる思いです。



ただ、積載力を増すことにより生まれる弊害。


その存在を問題視しているYOはあまりいないのではないでしょうか。


その弊害とはつまり、YO自身がガニ股になってしまうことなのであります!


あのガニ股が、おばさんをよりおばさんに見せてしまうというか、


「うわー、おばさんの恥ずかしいとこ見てもうたー」


見たいな気分にさせられるのであります、僕は。



そんな理由で、最近まで苦手だと思っていたYOなのですが、


僕も歳を重ね、おばさんだと思っていたYOたちも、


次第に年頃の近い、「ヤクルトお姉さん」と呼んでもいいような方が増えてきまして。


そんな複雑な気持ちで件のガニ股を見ておりますと、


なんとなく、それがただのガニ股ではなく、


「M字開脚に見えなくもない」と思い始めている自分に気付きました。



要するに僕が言いたいのは、


「死ぬほど嫌ってるものでも、ずっと生きてれば見方も変わって、


 なんかけっこう愛しい物になったりするかもよ?!


 だから簡単に命を投げ出すなよ!!」


ということでは、決してありません。