長いこと、ずっと寝てたような気分で、います。


音楽とロックは、別のものだということを、忘れていたような気がするんす。




ギターを今より少しでも弾けるようになって、いろんな人と、セッションやなんかで、音楽を通して会話できるようになることが、これ一大目標のようになっていた節がある。


いや、目標というよりも、音楽人として生きるものは、それが至上の命題というか、そこに至るためにやってくもんだと、決め付けていた気がする。


なんかそれ、違う。




独りよがりでよいのだと、思わされる・・・というか、思い出すきっかけがあって。


振り返れば、曲を作り始めた頃なんかは、誰とも違うことをやろうと一生懸命で、今まだ覚えてる分だけでも、それはそれはひどい曲も作っていた。


そのやり方は、癖になって、今でも人と違うものを作ろうと、日々苦しんでいるけれど、その「人と違うものを作る」ことの意味を、すっかり忘れてしまっていた。




『ロックは自分自身であることだ』と、映画「アイデン&ティティ」はそういうことだと言っていた。


それはすごく当たり前の事だ。


きっと、誰かにそう言われたら、そりゃそうだと、引っかかりもしなかったかも知れない。


でもこの映画の、出演者と、ストーリーが、その言葉の意味を深く突き立ててくれた。マイハートに。




自分の内の、引きこもった内緒の部屋の部分をさらけ出してこそ、ロックであろうと、思っていた時期がある。


その気持ちを思い出した。


恥ずかしいものを、わざわざ人様に見せに行くのだから、もう何も恥ずかしくはないのだ。


恥ずかしくて、当たり前だから。


すっきりと、目が覚めた気分である。おはようございます。



東北新社
アイデン & ティティ