- ザ・ブルーハーツ
- STICK OUT
凸と凹の凸の方です。
僕はこのアルバムが、ブルーハーツのオリジナルアルバムの中で一番苦手です。(ただし凹の方は除いて。あれはコンセプチュアル過ぎて比較対照外。)
なんで苦手かというと、無理してる感があるからです。
実際、本人たちが無理してるかどうかはわかりませんが、僕にはそう感じられます。
どういう無理かというと、拙い分析ではありますが、「ブルーハーツのやり方」というものがあるとして、本人たちがそのやり方でやってみた、という感じ。
「ブルーハーツって、こんな感じじゃん?」っていう。
バンドに限らず、アーティストというのは進化・変化していくものだと思います。中には同じやり方で何十年と続けている方もいらっしゃるでしょうが、大抵、何らかの変化がある。
ブルーハーツも例に漏れず、作品ごとに進化・変化していったバンドだったと思います。
超カンタンで強引にまとめてしまうと、「どパンク」から「ロック/ブルースロック」への変化の過程が、ブルーハーツというバンドだったと思っています。
僕の感想では、アルバム「HIGH-KICKS」までは変化を続けてるバンドだったのに、凸で戻してる感じがします。無理矢理。
まぁ凸と凹の、対比をあからさまに表現しているジャケットからもわかるように、両方ともコンセプトアルバムと言えるのでしょうけども。
でも凹の冒険してる感に対して、凸の後ろ向きとも取れる姿は、正直とても残念です。
凸の方ではもっと突っ走って欲しかったですよ。
しかしまぁ、このアルバムのツアー後に解散するわけですから、既にブルーハーツとしての限界は見えていたのかもしれないですよね。
偉そうにこき下ろす形になってますけども、好きな曲も当然あります。
「月の爆撃機」は特に好きな曲で、歌詞のノリ具合・・・メロディーへの乗り具合というか。
ガシッとワシ掴みにしてあの頃に連れて行って、さらにこの先へ放り投げられるみたいな感覚にさせられます。
ブルーハーツはそういう力を持ってたなーと、今、思い出しましたよ。
ブルーハーツの1~3枚目についても書きたい気持ちはあるのですけども、っていうか、今日はそっちを書くつもりだったのですが、簡単には書き出せないのよね。
書きたいことが山ほどあるような、僕に書けることなど無いような、そんな不思議な気分なんですよね。