
- アーティスト: UNICORN,
- タイトル: ヒゲとボイン
地味ーなアルバムです。
なんか最近、奥田民生づいているウタトテレキャスターですが、今日もユニコーンのアルバムをご紹介。
彼らの作品中、最も実験的というか、最も遊んでる作品っていう印象です。
当時や解散後のインタビューで民生氏や阿部氏(非アベシ@北斗の拳)が語っていたのですが、彼らはすごくレコーディングが好きなバンドだったようです。
ロックバンド/ロックアーティストというと、「一発録りこそロックの真髄」て感じで、その日その場の勢いをCDなりレコードなりに封入することが醍醐味である、という考えのアーティストを多く拝見しますけども。
ユニコーンはそれとは逆に、レコーディングにすごく時間と労力を割いていたバンドで。
実際リリースされている音を聴いてお気付きの方も多いと思われますが、録音作業にしろ、加工作業にしろ、随所に彼らの溢れるアイデアと遊びを発見することが出来ると思います。
このアルバムでいうなら、例えばフェイドアウトの仕方のバリエーションだとか。
「風」「風Ⅱ」という同じメロディーの2曲では、朝と夜に分けてレコーディングしていたりとか。
そんな遊び心と技術の結晶みたいなアルバムですよ。
まあ彼らの場合、今の民生氏を見てもわかるように、遊び心のほうが強すぎて曲がシリアスにならないんですよね。
それがユニコーンがユニコーンたる所以であったりするわけですけども、いつまでもアイドルバンド扱いされた理由でもあると思います。
雑誌の取材なんかでも、サービス精神旺盛すぎましたね。
過ぎたるは何とやら。
その反動で民生は飾らなくなったのか!?と今考えてみた。
タイトルトラックでシングルの「ヒゲとボイン」が無ければ、恐ろしく地味なアルバムだったろうなと。
しかし名曲はたくさんあって、「ターボ意味無し」の陰鬱なヘビーロック、「開店休業」の平和と虚無感、「看護婦ロック」の悪ノリ(は置いといても)、「ザ・マン・アイ・ラヴ」のような今の民生がやりそうなストレートなロックナンバー。
油断したら全曲紹介してしまいそうになるくらい、聴きどころ満載なアルバムなのである。
でも地味なのは否めない。
アルバム全体を包む空気が、なんか静かなの。
上手く説明できないの。
今日は朝から天気がいいけど、仕事めんどくさー。