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登山家”栗城史多”氏凍傷治療報告

2013.2.5
UTA珈琲焙煎所回覧板・登山家”栗城史多”氏


・昨年エベレストを下山し、

 栗城氏のインドでの凍傷治療の指と向き合う極地報告です。

・私も自身と置き換えて考えて見ます。

・皆さんも心理を共有してみませんか?
 これも栗城さんの願いだと思います。

 We have "No Limit".

~IsseI SHIOJIRI~


以下、栗城氏からのコメントを抜粋します。


≪奇跡への挑戦≫

今もまだ、凍傷の指の治療が続いています。

実はMRIの結果は既に出ており、右手親指以外の9本は第二関節から先を、全て切らなければいけないと医師から
言われていますが、未だに粘っています。

様々なお医者さんに会いながら、再生治療や自然治癒力を高めた治療等を探っている状況です。

切断しないでいると感染症を起こしやすく、そうなるともっと悪い状況になるリスクもあります。

しかし、心と体が粘っているのか、検査ではまだ感染症は見られないということで、引き続き切らないで高圧酸素治療、
炭酸ガスによる手浴、漢方薬などで頑張っております。

あるお医者さんの話では、半年間凍傷治療を粘った人もいるそうです。

もうここから先は、未知の領域であり、奇跡への挑戦です。

今まではヒマラヤという山への挑戦でしたが、しばらくは今まで経験した事のない谷底から登り続けます。

なぜ切らずに粘っているかというと、登攀のパフォーマンスが落ちるからとか私生活に影響があるからだけではありません。

この指は僕にとって家族であり、今までの様々な困難を支えてくれた仲間でもあります。

ご飯を食べたり遊んだり、昔は野球をしたり、この指との思い出は数えきれないほど沢山あります。


ヒマラヤでの厳しい登攀や極寒強風の中でも、指は常に頑張って僕を守ってくれました。

凍傷は低酸素と低温で血液の循環が悪くなった時に、脳と心臓に血液を送るために自ら細胞を閉じていくのです。

つまり、僕の指は僕の命を守る為に自らの命を閉じたのです。


だからこそ、次は僕が守る番です。

再生させる事を諦めてはいけません。
少しでも可能性があれば、諦める必要もありません。

一人も欠ける事なく、家族みんなで元気になって、そして再びエベレストに向かえるように奇跡に挑戦します。』

UTA珈琲焙煎所

<インドにて治療中の栗城さん>