UTA(うた)珈琲焙煎所 -46ページ目

<富士山>弾丸登山の自粛~事故や高山病など招く危険性~

2013.6.6

富士山弾丸登山の自粛要請 

              ~事故や高山病など招く恐れ


・本日、MSN毎日新聞配信で「富士山・弾丸登山の自粛」とありました。


弾丸登山!??


要するに弾丸登山 とは、

富士山5合目から夜間に登り、頂上でご来光を見てすぐ下山するスタイル


富士山の世界文化遺産登録が確実となり、多種多様の入山者が増え続けている。


そして山梨県によると、2011年夏、その内下山者の3割が弾丸登山だったという。


富士山は、言わずと知れた日本一の山、世界でも有数の美景な独峰。


これは今も昔も変わらない。非常にすばらしい!


逃げも隠れもせず、慌てずとも人が意識する前からすでにそこにあったもの。


「行動するなら、今でしょ!」という言葉があるが、この場合は、今じゃない。

今からの行動はもう遅い。

これから生まれてくる人ももう遅い。

「世界遺産だァ、登ってみたいィ」に注目してはいけない。



だからそれより、もう少し冷静に色んな視点から自然との共生共有に興味を

もってみてはいかがでしょうか?


富士山の場合、世界でも有数な独峰。

その独峰から見る景色、とその周りの立地から見る景色。


富士山が圧倒的にきれいなのは、周りから富士山を見る事。


この景観は世界的にも類は多くはない。


また、視点は広く「日本の四季」を世界遺産として見てもいいんじゃないか?


四季を通じての色んな顔を持つ富士山、瞬時として同じ景観にはならない。


世界文化遺産になることでうれしく思うが、”弾丸登山”には言葉が引っ掛かる。


以前、冬の中央アルプス木曾駒ケ岳下山中に千畳敷カールでハイヒールを履いた

女性に上までどのくらいで行けますか?と尋ねられたことがある。


山は無力かもしれませんし、”共生共存”と思う心。

やはり人が手を差し出してあげないと。


観光という意識よりも、”自然”に触れてみる。”富士山”触れてみるという愛しい気持ち。


富士山の清掃登山活動もお陰で随分きれいになったが、まだまだ浄化されずに地に

埋まっているものも少なくない。


人間の生活圏から自然界への入界。


自然界のお宅へお邪魔する”環境配慮”への意識。


”環境配慮”とは、

”モノ”に頼る他力によるものではなく、”意識による自力”のことである。


自宅から出発してから富士を経て帰宅までが環境配慮という認識。


自身のことではなく、他人が出した小さなゴミから大きなゴミまで持ち帰るという心。


本当は、個々の家庭の生ゴミの方が重要だが、山では他人のゴミの方が重要だ。

そして、再度”弾丸登山”。


非常に危険な言葉である。


これからメディアでたびたび警告ニュースも流れるだろうが、さほど効果はないだろう。


必ず生死に関わる事故が起きる。


世界遺産になったことで富士山の自然環境が人にとってよくなるわけではない。

できれば整備されない自然のままの登りにくい方がいい。

登りにくさに順応するのが人間だ。


入山する際には、富士山と向き合い情報収集し、山での気候変動、標高順応は必須。


弾丸ではなく、マイペースだから自然と向き合い山を楽しむことができ、山小屋での

空間が快適なものになる。

人に合わせた山歩きではなく、ご自身のペースで入山してみてはいかがでしょうか?


山小屋では男女混合、相部屋雑魚寝、風呂なし、水なし、なのが基本。

時には廊下やキッチンで寝ることもあります。

ザックの荷物もいかに減らすか?ではなく、いかに効率よく増やすか!である。

持ち込んだモノに不要なものはきっとないはずです。


限られた空間環境での運も不運も起こる全てを幸運と考える。


宇宙兄弟”というアニメがちょっといいストーリーでしたよねェ。


目の前にいる人、目の前の境遇しかないのだから、全てを受け入れ

共生共存するしかない。


また、この富士山の記事をご自身のお仕事や生活に置き換えて考えてみて下さい。

私(塩尻)は、”弾丸登山”という日本人的な発想に危険予知を感じます。

 

※再度繰り返します。

 上記の記事の意味は、富士山を軽視しないでいただきたいという意味です。

 「弾丸登山」をしないで下さい。

 富士山への入山は、登山です。

 きちんとした装備で、マイペースで写真、絵、詩など目的を持つことで周囲が見えてきます。

 そして、8合目9合目で山小屋の一夜を満喫し、ゆっくりと高度順応して下さい。

 日本人の低地生活では、睡眠不足、水分不足で弾丸登山されると、3600M地点あたり

 から高山病の危険性が出てきます。

 本当に十分な登山を心がけて下さい。