楽しみにしていた
マイホーム
初夏に完成し
梅雨どきくらいに
我が家は引越をした
母がオーナーの美容院兼住居だった場所は
美容院の経営を今まで通りそこで
続けることになっていた
私達が過ごした
想い出の詰まった居住スペースは
少し手直しして
賃貸にする事にした
柱には
姉や私の
身長が刻まれていて
そこを数年前に
本当に安く
母が手放した
その際
最後に訪問したが
柱に刻まれた
身長が
確かにそこで
過ごしたその時間を物語り
懐かしく
今は亡き父を思い出した
引越しは
蒸し暑い日に
引っ越し業者に頼む事なく
父の友人がたくさん集まってくれ
朝から賑やかに
始まった
父の友人の多さは
さすがだと思う
途中
ゲリラ豪雨に襲われたが
ずっと続く訳ではなく
物を家から家に運ぶ間は
雨にも降られなかった
新しいマイホームで
運ばれた荷物を
定位置に設置していると
私達の住む地域の
比較的大きな河川が勢いを増し
家と車が流されたニュースが入ったと
みんなが騒ぎ始めた
こんな
身近で
そんな事が起きるなんて
驚き
ニュースの映像が
今も忘れられない
無事
引越しが
終わると
父だけいない
どこへ行ってしまったのか
と
思っていると
ひょっこり帰ってきた
父「自宅が上から見渡せる道路まで行って、家をみていた」
なんとも
父らしい
思い出すと
今でも
笑える
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