専門学校では
職業人になるための
ステップとしてなのか

人前に出て
自分の考えを
述べる機会が
わりと
設けられていた

その一環で
卒業前に

講堂で
学院長や
教職員
学生全員が
集まり

1人ずつ
数分間
スピーチをする

私は
この時

自分を振り返り
感謝を
伝えたい
気持ちでいっぱいだった

それと
今ある
普通に流れる
毎日を
当たり前だと
思わず
感謝していく事

友人達にも
普通である事の
幸せを
知って欲しかった

偉そうに
言える立場ではないが

大切な人を
大切に
して欲しい事を
伝えたかった

話した事
全ては
思い出せないけれど

覚えている範囲内で


高校生までの私は
親に対して
ありがとうも
ごめんなさいも
言ったことが
ほとんど
ありませんでした

この学校に
入学して
親元を離れての
生活がはじまり

やっと
親の
ありがたさがわかり

感謝の
気持ちが持てるように
なりました

これから
たくさん感謝を
伝えて
いけたらいいと
思っていました

楽しみに迎えた
夏休み
実家に
帰省すると

誰もいません

しばらくして
両親が
帰ってくるだろうと
呑気に
待っていました

すると
親戚の叔父さんが
慌てて迎えにきて
「病院に行こう、お父さんが大変なんだ」


1週間前に
実家に
帰った時は
元気だった父

何が起こったのか
わからず
病院に
いきました

「元気だったか」
『うん』

交わした会話を
最期に

父は
亡くなりました

私は
父が
私の成長を
これからも
みてくれると
思ってました

当たり前に
まだまだ
これからの私を
みていてくれる

思っていました

成人式の晴れ姿も
卒業も
国家試験に合格して
専門職として
働く私も
結婚も

側で
見守ってくれると
思っていました

けれど

当たり前に
思っていた事は
当たり前では
なかったのです

もっと
素直に
ありがとうや
ごめんなさいを
伝えれば良かった
そんな
思いでいっぱいでした

ここに
いる
みなさんも
大切な人がいる事は
当たり前では
ありません

ありがとうや
ごめんなさいを

後悔しないよう
ちゃんと
伝えていって
欲しいです

私も
実家にいる母や
大切な人に
ありがとうや
ごめんなさいを

しっかり伝えていきたいです

ご清聴ありがとうございました


こんな
内容だったと
思う

今も
時々
感謝を忘れがちになる事があるが

周りに
感謝できる人でありたい