母はずっと仕事をしていたので
遊んだ記憶がほとんどない
ただ
自宅兼店舗であった美容院で
母が働く姿は毎日みていた
幼い頃
私は友達と2人
飴玉を舐めながら話をし歩いていた
その飴玉がすぽっと喉に落ち
気道を塞いだ
息が出来ない
家をでたばかりの所で起こった事件なので
私は母の店に飛び込んだ
仕事中だった母は
異変に気付き
私の頭を少し下に向け
背中をバンバン叩いた
すると
飴玉が私の口から
ポコっと飛び出してきた
私は
息が出来なかったパニックから
解放された
今思うと
あの時
母が状況を
瞬時に察知しなければ
私は死んでいたかもしれない
大人になって
考えてみたら
突然飛び込んできた娘が
何かを詰まらせたかもしれない事を誰もが瞬時に判断できる訳ではない事
誰もが対処できる訳ではない事を知った
母はさすがだと思う
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