こちらは過去のお話になります。
思い出しながら切り取って書いているので時間軸が前後します。
義父の介護に対する義母の希望……。
★最後まで自宅で面倒をみる。
これは義母の義父への感謝の気持ちだったと思います。
私が結婚した時の義父はすでに精神的病が発症していて言い方が申し訳ないですが、理解しにくい人でした。
でも今振り返ると、それだけではない少し浮世離れした‥…というか…まぁ、独特な人でした。
ですが若い頃はまた違ったようで、晩年義父がどんな言動をしようと、世話になった叔父叔母は本当に義父によくしてくれていましたし、義父にお世話になった……と言ってくださる親戚でない方々も多いのです。
私が知らない義父がそこにはあります。
★私たち家族にも全面的に面倒を見てもらいたい
これを叶えるために、義母はちょこざいくんをいっぱいしました。
その度に逆に私たちはガードを固くしました。
…今は、自分の介護をしてもらうために、たくさんのちょこざいくんをしている義母です。…
義父の18年近くに及ぶ介護の間に、私は息子のスポーツのサポート(いわゆる強豪校の特殊な世界です)、実家の父の問題、愛犬サラのこと、私しかできないことが次々出てきました。
同時に夫の会社を手伝い、自分で起こした別の事業もしていました。
1日24時間、毎日時間に追われていました。
息子は引退後は受験→大学とバイト→就職
こちらもほとんど家にはいませんでした。
夫はもちろん仕事ですし、土日も地元のスポーツチームのコーチ等をしてました。
朝から晩までフリーなのは義母だけ。
みんな切り取られた時間しか義父の介護に時間を割くことはできなかったです。
ただ、本当に必要な時は出来るだけ時間を作りました。必要がない時までおんぶに抱っこで人を拘束しようとするので、怖くて手が出せない……というのも本音でした。
私は、義母に内緒で絶えずケアマネさんと連絡を取り合っていました。
義父自身のことより義母の義父への関わりかたについて、2人の高齢者を見守る‥…というスタンスで相談していました。
そして、ある日ケアマネさんから
最近はお義母さんの方が心配です。
言った言わないで話が成立しないことが出てきました。そして最後には怒ってしまわれます。今後は何か決め事がある時は一緒に立ち会っていただけませんか?

