こちらは過去のお話になります。

思い出しながら書いているので、時間軸が前後する場合があります。




    

認知症が進行した父は
紆余曲折ありましたが
有料老人ホームに入居しました。




父の認知症はみるみる間に進行していきました。

施設の方から説明がありました。


夜中にベッドの柵をガタガタ揺らして音を立てます。

また、入浴の際スタッフに頭突きをしようとしました。

認知症による不穏です。




ふと思い、父の好きだった歌を部屋で流すようにしました。穏やかな時間を作ってあげたくて。

父がよく聞いていたのは、ラブミーテンダーや、グランミラー、ホワイトクリスマスなどでしたが

流すと、ホワイトクリスマスは英語で歌いはじめました。

いろんなことを忘れてしまっているのに、歌は覚えていました。

父の記憶は、本当に昔にワープしてるようでした。

以下義父と弟の会話です。


今日はT夫叔父さんがお見舞いに来てくれるって。父の弟です。


ああそう。


K子叔母さんも一緒にくるって。

T夫叔父さんの奥様です。


誰だ?K子って!


T夫叔父さんの奥さんだよ。


なにぃ?いつT夫は結婚したんだ!俺に黙って!!

この時の父の怒り様は半端なかったそうです。


せっかくお見舞いに来てくれたのに、父は怒りのまま怒鳴りつけてしまいました。💦

ちなみにこの叔父さんが結婚したのは私が10歳の時です。笑い泣き


その後、弟も私も結婚してること。

父さんは2回も結婚して離婚もしてることを、伝えると

絶望の淵で頭を抱えていたそうで…。

父はきっと未来にワープしたような感覚だったのかもしれません。

後で弟にあまり可哀想なことをするなと注意しました。