実家の父は事情があって
要介護3の認知症で一人暮らしになりました。デーサービスに通いヘルパーさんを頼みどうにか過ごしていましたが認知症の進行は
止められませんでした。
父の妄想からデーサービス先でトラブルを起こしてしまい、次のデーサービス先を探すことになりました。
幸い、もうひとつのデーサービス先では父はいつも穏やかで、そこのスタッフさんたちも父が暴れるなんて信じられない‥…とのことでした。
なので、そこのデーサービスに回数を増やしてもらうことができました。
毎日のデーサービス、朝夜のヘルパーさんを頼んでいましたが、冷蔵庫への食材補充。
毎日のデーサービスの報告確認と家族の一言。
翌日のデーサービスへの持ち物準備。
ほぼフルタイムで働きながら。毎日実家に寄りました。
買い物は一時弟と交代で冷蔵庫に補充してましたが、
男性が買うものは実際の調理には役に立たなかったり、1週間分の予測がつかなく、ヘルパーさんから
「もやし」しかないのに、何を作れと言うのですか!
とお怒りの電話をもらうこともあり、食材は私が揃える!と弟に言いました。
1週間のメニューを考え、食材を買い、冷蔵庫にトレーで日付を書いて仕分けして入れました。
リビングに大きなホワイトボードを買い、
1週間のメニューも書き込みました。
買って欲しいものがあったらそのホワイトボードに書いて欲しいとお願いをしました。
私が家で多めに作り冷蔵庫に入れておけばよかったのですが、その日に自分達が食べるものを作る‥‥あるいは買って済ませるのが精一杯。
毎日家事に追われる感じで、その余裕もなかったです。
今ならきっと作り置きを持っていけたでしょうけれど……。
問題が起きれば、どうにか考えてそこに対応する。
次々穴が開く壁に必死で板を打ち付けている‥…そんな感じ。
今日が終わった……
今日が終わった‥…と過ごしていました。
ある日朝入るヘルパーさんからの報告で、
朝部屋に入ると、キッチンのゴミ箱に放尿の跡が見られることが数回ありました。
夜中にトイレに起きると、トイレの場所がわからなくなるようで、キッチンのゴミ箱を小便器と間違えているようでした……。
トイレのドアに大きく「トイレ」と書いて貼りました。
それでも失敗は続き、朝のヘルパーさんからの苦情に似た報告も続きました。
色々考えて、歩行補助のような鉄棒のようなバーをベッドからトイレまで設置しました。
道のように、左右のバーを補助に歩いていけばトイレの前に行けるようににしました。
これもうまくいく時もありますが、重たいバーを自分で押し退けて、外へいったり、違うところで粗相したりは続きました。
朝来て粗相を踏んでしまったヘルパーさんからは、
目を釣り上げて文句を言われました。
すいません。気をつけてくださいとしか言いようがない……。
