こちらは過去のお話になります。

時間軸が前後する場合があります。


時間を遡って、結婚して共働きをしていた頃のお話です。


義母の実家は叔父が家を継いで農家をしています。

叔父叔母達は全員かはわかりませんが、実家からお米を1俵単位で買って定期的に送ってもらっているようです。

それは送料のかかる金額には変えられない何かがあるということで理解はできます。


義母ももちろん同じように1俵で買って定期的に精米して届けてもらっていました。

義母の実家は農家ですが、米は家族、親族分しか作っておらず離れたコイン精米所まで農作業の間に叔母が精米して、梱包して送ってくれていました。

この叔母の作業は察してあまりあります。

これが数家族から定期的に続くことがどんなに負担か…。


よく、頼んだのになかなか送ってこないと義母がこぼしているのを聞いたことがあります。

農作業が忙しくて精米に行くことができなかったようです。


義母の性格的に、こういう価値観を私たちにも押し付けます

正直を言えば、送料をかけて送られてくる米をわざわざ義実家にもらいに行くより、近所のスーパーで買った方が安いです。

同じ金額を出したら、お米屋さんで美味しいお米が買えます。

でも当時の私は断りきれませんでした。


そのうちに、玄米のまま送ってもらってこちらで精米する……という案が出ました。

2.3合が精米できる家庭用精米機が売ってましたし。

私は巻き込まれる気はなかったのですが、私たちの米にも使うから……ということで、購入する家庭用精米機の半額を負担することになりました。

それ自体は構わないのだけど……。


どう話が動いたのかわかりませんが、あれよあれよと言う間に、なぜか……農家の方が持っているような精米機を買う!しかも、農協で買ってもらってこちらに送ってもらう!

どうせ買うなら大きい方がいいわよ

私たちが負担した金額は4万円を超えました。


届いたのは洗濯機のように大きな精米機。

なんのために??



結局、私はこの精米機をほとんど利用することはなく、不便なので……と近所のスーパーでお米を買うようになりました。


家を設計する際、精米機の置き場所がない……となり。精米機のために家の設計変えるのはおかしいと私が主張し、結局精米機は粗大ゴミとなりました。


そして……現在のお話。

精米機がなくなった義母は、自転車で15分の米屋さんに併設している精米機にせっせと通っていました。


今年、怪我をして自転車に乗れなくなりました。

米はうたさんに精米しにいってもらわなきゃ。


いやです!


猛暑の中、なんで米を自転車に乗せて、冷房も効いてないコイン精米機で精米してこなきゃならないのか……。


家庭用精米機が安くありますから、それを買ってください。


そんなものにお金をかける必要はないわよ!

いいわ!太一に行ってもらう!


やだよ!


いいわ!私が足を引きずりながらガラガラ引いていくから!


なんでそう言うものの言い方をするんですか!?

平日働いて、土日の休日にただでさえお義母さんの買い物やご飯の支度に自由になる時間を取られてます!

その上、猛暑の中精米に行かせるとか……お金で解決できることでしょ!!!


私も強くなりました。


全く聞き入れないので、預かっていたお金でアマゾンで精米機を買って有無も言わさず渡しました。

義母は買ってもらったと思ってますが、精算の時にちゃんと明細に入れました。

明細書を見て勝手にお金を使われた……と思ったようで、その後、通帳に執着するようになりました。