これは過去のお話です。
記憶を辿って書いているので時間軸が前後する事があります。
義父母と完全同居するということは、私には未来がないように思えました。
ただ、夫が長男である限り何かしら関わりながら生きていかなければならないことは嫌々ながらも覚悟していました。
夫は絶対に親をないがしろにはできないとわかっていたし、もしそのようにしたらきっと夫は幸せになれないと私は思いました。
夫が幸せでなければ、私も幸せにはなれません。
そして夫自身も完全同居では自分たちが幸せになれないことをわかっていたと思います。
だとすれば、
生活の距離感を保つこと。
そして、自分の生活を守るためには、譲れないことははっきり言うこと。たとえ嫌な嫁になっても。
全てをすり合わせた結果、選択肢は完全独立型二世帯住宅だと思いました。
本心を言えば少しでも先に伸ばしたい……。
でも伸ばせばそれだけ家賃の支払いは続き、ローンの終了が先になる…。
話ずれますが。
もし二世帯住宅を建てるのがあと10年後だったら。
完全独立型は無理だったかもしれません。
義父が要介護になってましたので。
また大変な日常になってたと思います。
話戻して…
翌年哲平は小学校に入るので、今後のことを現実として考える時が来ました。
このまま今の地域の小学校に入れば少なくとも中学まではこちらで……となります。
(実際には中学から私立に行ったので6年後には引っ越しは可能でしたが)
途中で転校させたくありません。
この時、夫の2年間の学業専念で貯金は減っていたので、マンションを買うための頭金としてはちょっと少なく……。
かと言って中学卒業まで家賃を払い続けるのももったいなく。
結局義実家の学区域に引っ越して、頭金が貯まったらなるべく早くその次を考えよう…となりました。
年長さんの12月に入ってすぐの日曜日に、試しに賃貸の予算でどんな物件があるか見てみよう…と不動産屋さんに行き、3軒ほど見て回りましたが、どれも気にいらず。
こんなものなのかなぁ。
ファミリー物件の少なさを感じました。
食事をしようと歩いてた商店街の小さい不動産屋さんの張り紙を通りながら横目で見て、ん??と引き返し、ここいいよね………。
その足でそのマンションを見に行き、私たちのためのマンション??というくらい、3LDK振分で広いベランダがあり、日当たりも良く希望通りのマンションでその場で決めました。
今思い返しても、不動産はご縁で、このマンションはメンテナンスも本当に良いマンションでした。
もっと住んでいたかった。
さて、この後義父母にそのことを話さなければなりません……。