こちらは過去のお話です。

記憶をたどりながら書いているので、時間軸が前後します。


5月。

両家の親を招待して初節句のお祝いの日になりました。

実家の後妻はこういうことに一切参加しない人でした。実家からは父だけが参加。

義実家からは義父母が参加予定でしたが、当日になって義母が具合が悪い……となり欠席。

義父だけが来ました。


先に実家の父が来て、飾られた兜を見て


これだったか……もうどんなのを選んだか忘れちゃってたよ。

でも素敵な兜だね。ニコニコ

と言いました。

兜は小さめでしたが、横に太刀と弓が並び、渋い抹茶色と黒の漆塗りの屏風と台。鉄扇の花の金細工が施されていて、私が選びました。小さいアパートにはこれでもかなりのスペースを取っていました。


夫も、お父さん素敵な兜を買っていただきありがとうございました。とお礼を言いました、


時間に少し遅れてやってきた義父。

一通り挨拶をした後、夫が


実家のお父さんがりっばな兜を用意してくれたんだよ


義父はそれを一べつするとお礼をいうどころか、


いやぁ。私が立派なものを買おうと思ってたんですよ。

初孫ですから。大きいのをドーンと。

友人にも、兜は男親の家で買うもんなんだから言ってやれ!って言われたんですけどね……あははは。


この人………何を言っていますか……。


ムキームキームキームキームキームキームキームキームキー


実家の父は苦笑いをして何も言いませんでした。

お祝いの席なので黙ったのだと思います。


その後食事を終えて、一旦片付けお茶を入れているうちに、また義父が消えました……。

てっきりトイレに行ったと思ってましたが、いませんでした。


お父さんはどちらへ行かれたんだろう?

父も気になり始めました。


夫も焦りまくってます。


30分くらいして玄関の扉が開きました。


散歩してきたのです。


なんですか?この自由人は。

そして、玄関を上がらないままこう言ったのです。


哲平くん!じいちゃんと散歩に行こう!!


これは夫が怒りまくって止め部屋に入るように言いました。


こうして初節句のお祝いは終わりましたが、その後私は夫にブチ切れました。


あれだけ兜の話はその前に話しておいたよね。

ちゃんと報告もしたよね。

それをあの言い方は何??

なんなの??ムキームキームキームキームキームキームキームキームキームキー


父が実家に着いた頃を見て、夫が謝りの電話を入れました。


大変失礼な事を言ってすいませんでした。

何度説明しても聞かなくて……



実家の父は、はい…はい…。と聞いて、気にしなくていいから。と言ったそうです。


改めて、義父はちょっとやそっとではない……と思った出来事でした。