こちらは過去のお話です。

30年前のことなので既に忘れてること、記憶が曖昧なこともあります。


義実家での生活が始まりました。

義母は面倒見はいい人です。

本質的に何かをやってあげたい人です。

でも、それが時には押し付けがましく、ありがた迷惑だったり、人の気持ちを不愉快にさせることがあります。

誰かのために……と義母は思っていても実は本当は自己愛から来てる行動の場合が多いのです。

悲しいかな本人は気づいてない。


義実家での生活は、完全に義母がマウントをとり、私に指示出ししてきました。


話が少しズレますが、お産の後の母親は体調が悪かったりしない限り産まれた子のそばにいたいし、産まれた子供のことは基本自分でしたいのです。

身体を休めることは大事ですが、それには精神が休まることがまず大事だと思うのです。


できるなら、夫の部屋で哲平の世話だけに専念させてもらい、哲平が寝てる時に自分も眠る。

それ以外のことを義母にやって欲しかった。


でも義母は逆で、自分が哲平の世話を焼きたかったのです。


夕飯を食べようとしたら哲平が泣き出す。

義母は、見ててあげるから先にご飯食べちゃいなさい!という。


私は、ただひたすら味わうこともせずご飯を口に流し込み、義母と交代する。


違うんですよ。先に普通にゆっくり食べてもらっていいから、食べ終わったら見ててもらってゆっくり味わって食べたいんです。

子どものために自分が夕飯を食べる時間が遅れようが、冷めようがそんなことは全く気にならないのです。


昼間も夫の部屋で長い時間寝てると、下に居なさいよ……と言われ。

下手すると黙って哲平だけ連れて行かれます。

リビングにいて、やっと哲平が寝て、自分もうとうと始めると、義父が仕事の合間に帰ってきて、寝てる哲平を抱き上げるので私も目が覚めます。

そしてまた哲平はぐずります。


祖母は耳がとても遠く、テレビはイヤフォンで音量最大にしています。

そのことを理解してないので、うるさかろう……と言ってイヤフォンを引き抜き、大音量が流れ、寝ていた哲平がびっくりして手足をバタバタして泣き叫びます。


延々にそれの繰り返しが続き、私はメンタルがどんどんやられていきました。



つい最近、玄関一緒のキッチン別でお嫁さんが出産した友達がいますが、お嫁さんが実家には帰らずここにいたい…と言ったそうです。

友達はもう何十年もお姑さんと完全同居しています。

だから、お嫁さんの気持ちをすごくわかってる。


赤ちゃんのお世話は基本お嫁さんがする。

助けて欲しい時は声をかけてもらう。

食事を作って置いておくけれど、自分のタイミングで食べたい時に食べれるように、毎回一緒に……とはしない。

ご実家のお母さんが来る時には、いちいち親世代に挨拶はいらないから、自由に出入りしてもらう。

そのかわりこちらもいちいち玄関に出迎えはしない。


あぁ、これならお嫁さんゆっくりできるだろうなぁとしみじみ思いました。

そんなお姑さんだから、実家に帰らないと思ったんだなぁと。


義母は義父の母は早くに亡くなっていたので、その経験がありません。

夫を出産した後、家に来た義父の父に言われた一言を今もぶつぶついますが、あなた、その時だけでしょ??と突っ込みたくなります。

何事も経験は大事なんだなぁと思います。