これは過去の出来事です。

既に実家の父は他界していますし、後妻とは縁が切れています。


10代で実の母を病気で亡くしました。

その後、2.3年で父は再婚しました。

この時も、私は父の幸せを考えなければ行けない…

自分の心はすべて押し殺してました。

後妻に初めて会った時も、必死に笑顔を作って、

父をよろしくお願いします……と頭を下げました。

反抗期の弟は最後まで養子縁組の書類に印鑑を押さず、父の弟が説得してやっとでした。

でも……後から、あの時の弟の判断は正解だったとよく話します。

姉ちゃんは、すぐにホイホイいい顔してたけどさ…。

苦笑いで話します。

今現在、既に過去ですから。


父があの後妻と再婚したことで、その後の私たち姉弟の環境や生き方は全く変わってしまいました。

今も、その話はします。

母さんが生きてたら……もっと違う未来があったよね。あの人が後妻でなかったら、もっと明るい実家があったよね……。


食べ盛りの弟がお腹が空いて冷蔵庫のハムとチーズを食べただけで、


予定していたものが作れなくなった!

お父さんからもらったお金の中でやりくりしてるのだから、勝手に食べないで!!


そう叱られました。

食べ盛りの子なんてどんなに食べてもお腹空きます。

我が家も息子が食べ盛りの時は、パンもお餅もインスタントラーメンもとにかくすぐ無くなりました。 そういうもんです。


まだ私が実家にいて、後妻が来る前はわたしが仕事の帰りに買い物をしてきました。

後妻が来てその役は無くなりましたが、ある時マーガリンがとても安くなっていて、気を利かせて買って帰りました。喜んでもらえると思って渡すと、ちっとも安くない!お金は計画して使ってるんだから勝手に買ってこないで!!


やぁ、確かにそうでしょうよ。

でももう少し言い方ってあるし、買い物そのものより、距離を縮めよう、一緒に生活をしよう……そういう気持ちをくんでほしかった。

スピリチュアル的に、未熟な魂の人だったんだ……今はそう思います。

ではなぜ父はこの人を選んだのか……。

後妻を紹介したのは父の友人です。

私はこの友人はどういうつもりで紹介したのか!と思います。

それでも選んだのは父です。

父は弱い人間だったんだと思います。

家事をしてくれる人、一緒にいてくれる人が欲しかったんだろうと想像します。

後妻は歳を重ねて将来が不安になったんだと思いますが、再婚当初から魔が刺した……失敗だったと言ってました。

そういうこと娘に言います??


結婚してからも、私は昼時に実家に帰るとものすごく嫌な思いをしました。

例えば、その日のメニューが冷やし中華だったとして、父と私に冷やし中華を出してくれますが、そのすぐ横で、後妻はこれ見よがしに目玉焼きと冷やご飯を仏頂面で無言で食べてました。

私は気を使い、何度も急に来てごめんなさいね……

と言いますが言葉のキャッチボールはできず。

後片付けも、ガチャガチャと怒りをぶつけるようにするので気が気でなく……。


なので、どうしても昼の時間にかかる時は、私は自分のお弁当を買っていきます。

その方がみんなが平穏だから……。


そんな実家だったので、はじめてのお産の後は義実家にお世話になる以外の選択肢はなかったのです。

そして、こんな実家だったから義実家とは本当はうまく付き合っていきたかったのです。