宛てもなくさ迷い続け

僕は唱う 謌を

哀しい謌ばかりだけど

それでも僕は謌を唱う


時には楽しい謌を


でも

そんなのは僕じゃないから


哀しい謌を唱い続けるよ

それが

僕の 存在の証だから


††††††††††††

壊れたあの娘を救うのは

彼しかいないのは

わかってはいた。

でも、何か足りない

あの娘の心は

凍てつく氷になっている

氷を溶かすほどの

あの娘を想う気持ちは

彼にはないのかもしれない


所詮はヒト

あの娘は人形


愛は脆く

儚く

ただ壊れる



願わくば

あの娘に

幸せを。