鈴木くんの思い出 | オクノスタイル

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福岡を中心に、オリジナル曲を歌ったり、語りと即興音楽のライブをやったり
写真を撮ったり、物書きしたり

日々の様々を自分目線で書きつらねてます



写真は私にとって、私以外のものとコミュニケーションをとるためのツールだ


でも結局は、それは自分とのコミュニケーションなのかもしれないと思う


レンズを通して切り取るのは、自分の視点だから


「カメラの向こうには、自分がいる」

写真のワークショップで、カメラマンのどらさんがそう言っていた

どうしたって、自分なのだ





桜の季節ですね



桜をみると、いつも鈴木くんを思い出す

小学校の同級生で、ある日一緒に掃除当番をしていた



確か雨上がりで道は濡れていて

桜が満開で、あたりは一面白っぽいピンクで

その木の下を、昔ながらのホウキではわく


ある程度終わって片付けようとしてふと見ると、鈴木くんは身体中赤黒くて、ぼこぼこだったのだ


あの、ぼこぼこ感を思い出すと、今でもかゆくなる


多分、桜についてた毛虫にまけたんじゃないか、と思うのだが

あのあと、どうしたんだろうなあ



桜って柔らかくて、グルメな毛虫にとってはとてもごちそうであること

鈴木くんは、身体中あんななのに、それでもニヤニヤして遊んでるヤバイやつ、ということ


そのことがよみがえって、キレイだわーと惚れ惚れする心のはしっこで、ちょっと笑けてしまうのだ




そういえば
彼は幼稚園の時、とんでもないキス魔で

女子は逃げ回っていたな



鈴木くん、、、



元気にしとるかな





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