んにちは、うまスイッチです。


いつも私のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。


さて、音痴を治し、
彼女の心を揺さぶる歌唱力を手に入れる、
1日30分のボイトレ、


基礎編もそろそろ大詰めの17回目!!


今回は
アクセントと抑揚のお話です。


今回の記事を読むことで
あなたは
彼女の心を
本当に揺さぶる方法
知ることになります。


まるで、
あなたの歌声が波となって


彼女の心へ押し寄せ、
揺さぶるのです。


いいえ、もしかすると、
揺さぶるだけでなく、
彼女の心を 鷲掴みに



できる
かもしれません!! 



けれど、
もしも今回の記事を見逃してしまったら、


確かな音程と魅力ある歌声を
手に入れたあとも、きっと
「うん、きれいに歌えてるね」
と言ってもらえる程度で終わってしまうでしょう。


んー、
ここで終わっては勿体ない


今回の記事も見逃さず、
彼女の心を本当に揺さぶる
ことが出来るよう
どうぞ最後までお付き合いください。


それでは、
本題に入ります。


退屈な授業、
退屈な講義、
退屈な講演
などなど、


教鞭、講演をなさっている
先生方には大変失礼ですが、


聴く者の心に
まったく響いて来ない
退屈な○○。。。


授業、講演が終わるまで
ひたすら睡魔との闘いに
終始してしまうこともあります。。


もちろん、
聴き手に
聴こうとする姿勢は必要です。


しかし、


話す側にも
聴き手に向けて
話して聞かせ、教えるプロとして、


何か手立てが
必要なのではないか、
とも思うのです。


しかし!
あなたはこんな経験はないですか?


「どうせ、また
 退屈な○○なんだろうなあ」
と思いながら出席した
社内の教育目的で開かれた講演、


眠くなるどころか、
面白くて、楽しくて、
お話しされる先生に
耳、目、心釘付け!!


話のテーマに
それほど興味があったわけでもないのに、


講演の始まりから終わりまで、
私だけでなく、
聴衆全員、
完全に先生の虜にされてしまいました。


なぜなのでしょう?


それには明らかな
理由があるのです。


話の始まりや切れ目など
特に大事なところにつながる場面で


先生は、
声の張り、声量を駆使して、
明確なアクセントや抑揚の「揚」を
付けておられました。


そのアクセントと「揚!」のたびに
聴衆はグイ!と
先生に引き付けられていたのです!


これが、聴き手を惹き付ける 
秘密、テクニックである
アクセント」、「抑揚」というもので、


オバマ大統領や
ジヤパネットタカタの社長のほか、
有名な落語家、漫才師
などなど


一流のスピーカーが共通して
持っておられる特徴なのです。


逆に
アクセントや抑揚のないスピーチは
いわゆる「棒読み」状態で、


一定の音程、ボリュームの音が
ただ鳴っているだけのような状態です。


変化がないため退屈で、
その結果、
眠気を誘うことになる訳です。


と、ここまでは
言わばスピーチの話をしてきましたが、


歌唱においても
アクセントと抑揚は欠かせないもので、
「音程」、「響き」と並んで、
非常に重要な要素なのです。


スピーチ同様に
聴き手にしっかりとメッセージを伝える、
アクセントと抑揚をもって、
聴き手の脳、心に訴えかけるのです。


ここであらためて
アクセントの意味、
抑揚の意味を解説しておきます。


歌唱の場合、アクセントとは、
あるフレーズの中である部分を強調して
表現することです。


ここでは特に曲の拍子の
何拍子目を強調するのか、
と言う意味で使いますが、


その他に
言葉の一部や言葉そのものを
強調する場合など、
色々な意味で使われることがあります。


抑揚とは、文字通り、
抑えたり、揚げたりすることです。


もっと具体的に言うと、


アクセントや抑揚は
声、音の強弱であり、
空気の振動の強弱です。


空気の振動の強弱が
人の脳を刺激し感情を動かすのです。


アクセントと抑揚の重要性はお分かり頂けましたね?


では、アクセントて、
どのように使うの?
抑揚て、どのように使うの?
ですよね?


では、詳しく説明しますね。
耳をかっぽじって、
よおーく、聴いて下さいね。


まず、
アクセントは、
基本的に一拍目に置きます。


四拍子の曲の場合、

12、3、4
12、3、4 の 1 です。

これで、リズム感、
ノリ=グルーヴ感を出します。


一拍目と三拍目に置くこともあります。
二拍目や四拍目に置くこともあるようですが、
希だと思います。


ただし、あからさまに
単に声を大きくすると言うような
単純なものではありません。


事には陰と陽があるように
アクセント付けないところがあってこそ、
付けるところが
際立ってくるのです。


ですから、


曲全体の流れや
歌詞の持つ雰囲気を
崩さないことを前提に
一拍目にアクセントを置きます。


言葉で表すことはなかなか難しいのですが、
敢えて言えば、


一拍目に当たる音を
他と比べてボリュームを上げる。
あるいは、
一拍目の他は一拍目よりもボリュームを下げる。


そうすることで
四拍子なら四拍子、
三拍子なら三拍子のグルーヴが生まれ、


聴き手にとって聴きやすくなり、
また、聴き手の聴感、聴覚を
一定のリズムで揺さぶる
ことになります。


しかし、
曲の始まりから終わりまでずっと変わらず
一拍目のままと言うわけでもなく、
曲の途中で変化することも少なくありません。


抑揚の付け方は、
楽譜に
おおよそが分かるように表されていて、


フォルテッシモ、フォルテ、メゾフォルテ、
メゾピアノ、ピアノ、ピアニッシモ、
クレッシェンド、デクレッシェンド



などがそれです。


しかし、抑揚もやはりまずは、
歌詞の内容を含めた曲全体のバランスを
崩さないことが前提です。


これらを常に心掛け、
何度も練習を繰り返す中で、


曲全体のバランスと
感情表現のより良い方法を見つけ、



仕上げて行くことになります。


そしてそのより良い方法を見付けて行く、
その方法、


実はここが最も難しく、
また、完全な正解と言えるものは
ないのではないかと思いますが、


なぜならそれはあなたの感性、
聴き手の感性、
その場の雰囲気などに
ある程度左右されてしまうからで、


基本となるものを身に付けるには、
まず、原曲を聞き込みその方法を盗む、


そして、
自分の感性を磨くために、
本物と言われるボーカリスト、
さまざまなジャンル、名曲を聞き込み


曲の持つメッセージを表現する感性、
表現する力、技術を
学ばなければなりません。


これについては是非、基礎編の11、12回目の
「骨太な歌うまになる。。」
「ブルーノートはわびしさの味」
読み返してみて下さい。


如何でしょうか、
お解りいただけたでしょうか?


ではここで、


彼女の心を
本当に揺さぶるための方法
学ぶ一歩として、


アクセントと抑揚の有り無しを
体験してみましょう。


「そんなことやらなくても、想像できるよ!」
と言わずに


ご自分の歌っているところを録音して、
実践してみましょう。


なぜかというと、
客観的に聴くことが大事だからです。


録音したものを
聴いてみると、
その違いがよく分かります


では
テップ
まず、アクセントも抑揚も付けず、
「棒読み」で歌ってみましょう。


曲はスローでも
ハイテンポのものでも構いません。
お好きな曲で歌って見て下さい。


テップ
次に単純に、
一拍目にアクセントを置いて
歌って見て下さい。


12、3、4
12、3、4


テップ3
録音したものを聴いてみて、
グルーヴ感、リズム感を
感じてみましょう。


如何ですか?


まずは
アクセントの付け具合の良し悪しよりも


アクセントがある場合とない場合の違いが、
聴き手としてどのように感じられるかを
知ることが重要です


良し悪しを気にせず、
どんな変化があるか、
試してみましょう。


違いが感じられない場合は
単純に強弱の差が足りないということですから、
アクセントをより強くして変化を付けてみて下さい。


では、
今回はここまでです。


「ほう、なるほど、アクセントや抑揚って、
 そんなに大きな効果があるものなんだ。
 よし、がんぱるぞ!!


などと思って頂けたら、
是非
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1日30分のボイトレ基礎編も
そろそろ、大詰めです。


次回から
基礎編のまとめをお送りします。


お楽しみに。


今回も最後まで、お読みいただきまして、
ありがとうございました。