4月29日(日)晴れ。
後にひけなくなってしまった日。

そうこのキャッスルハグでのイベント。
本日ついに。ご予約が開始となった。なってしまった。

心陽さん


や夜桐は





性格的にノリノリなのは致し方ないとしても、

ステージディレクター江駒さんや


スナックハグのチーママ小雪も



何も言わない。

この二人は無謀なことには難色を示すはずなのに、
なぜ。。。。
まさか私以外がみんなノリノリ?!


と考えこんでいたところに、


「うたさーん♪」





香奈だ。


香奈はこのキャッスルハグの中で一番若い。唯一の平成生まれである。


「私もうおばさんですよねー。やばいんですよー。最近ね、もうーぼろぼろなんすよー」


平成生まれなんだから。若いよ!!


「でも全然年齢よりふけてみえちゃうみたいでー。なんでだろうー。うたさんはいいなぁ♪」


香奈は時に心を痛める言葉を無邪気に豪速球でなげてくる。本人に全く悪気はない。あくまで「無邪気で素直」だ。


でもそうか。私もこの年の頃、
私もうおばさんなんで。
と年上相手にもガンガン返していた記憶がある。


無邪気と素直は時に凶器。。。。



ああ、それが若い証だったのか。。


と話続ける香奈の話を上の空で聞きながら、
そんなことをしみじみ考える。



「あ!うたさん。知ってます?アノ話」


突然声色をかえて香奈がいう。


「この間ママがいってた経営ヤバイって話あるじゃないですか」


ああ。いつもそうだけどね。


「 なんかー。風の噂で聞いたんですけどー。 
あ、多分オーナーが言ったんじゃなかったかなと思うんですけどー。
誰かリストラするって話があるみたいですよ♪」


え。。オーナーが??そういったの?





「SNSあげなきゃ。自撮りしとこ♪

わかんないんですけどー。確か、そうです♪

…あ、いっけない!これ言っちゃダメなやつだった!
うたさん、絶対に誰にも言っちゃだめですよ!じゃ、失礼しまーす」





足早に去っていく香奈。


オーナーか。。。。

キャッスルハグのオーナーは、
最近千葉に新店舗をオープンするという話がある。


オーナーがずっとやりたかったアニメバーらしく。
恐らくそこには若い女の子もたくさん雇うはずだ。


経営苦しいのに、新店舗なんてと思ってはいたものの。
ここをどうにか削減すればない話ではないかもしれない。。。


リストラって話があれば、
江駒さんや小雪も何も言わないのもうなずける。


「あ、ママー。これね、秘密の話なんですけどーー」


遠くで香奈の声が聞こえる。


本当かどうかは別にして。。。
今回のイベント。
ざわつくことになりそうだ。






本日のうた。

私がおばさんになっても。
泳ぎに連れてくの?
派手な水着はとても無理よ。
若い子には負けるわ。

私がおばさんになっても。
本当に変わらない?
とても心配だわ。
あなたは若い子が好きだから。