がんばるぞと緊張して決意して事にあたっても、たいていうまくいかない。
子どものころから、何千回、失敗してきたことだろうか。
ダメだろうという不安が頭にあるから、そこへ脳をガチガチに緊張させ、決意で固めるから、
神経からの指令が各部の筋肉に「伸び伸び機能できないように」伝わってしまう。
別の言い方をすると、「自己暗示にかかる」ということである。
接戦で登板する投手や、打席に入る打者を見るとき、こんなことを思い出している。
相手はプロだと思うからいけない。相手を呑んでかかっていた少年時代を想起して深呼吸せよ。
今日の中日戦、4-5の逆転負け。
3回までは藤井がよく抑え、打線ふるって4-0。
(3回の攻撃は、リグスの2点タイムリーがあったが、その前にランナー、ラミレスが刺されたり、3塁を欲張ったリグスがアウトになったりと、攻めを急ぎすぎて、結果2点ほど損をした。前半に勝負を決めようという焦りが見られた。中継ぎ陣への不信が伏線としてあった)
4回表、藤井が谷繁に2ラン打たれて4-2となったところで、はやくも敗戦モードだ。
あとはみんな自己暗示にかけられたよう。投手は抑えられないし、打者は打てない。
9回裏、先頭宮本が岩瀬からクリーンヒット。この人は緊迫した場面でも、筋肉はリラックスしている。歴戦の勇士だ。代走・飯原、2盗成功。ここまではバッチリだ。宮出の打席。
宮出は昨日スタメン外され、きょうもこれまでノーヒットで「クソ」と思っている。ここで「三振してもいいから思い切り振って来い」と、普通の監督なら耳打ちするところだが、古田監督は送りバントのサイン。結果、中学生でも無死2塁ならサードまえに転がすのに、突進してくるファーストにバント。駿足・飯原も3塁タッチアウト。
明日は、勝とうと焦らない野球をしてくれよ。
それぞれの持ち味を出せばいいんだ。
その結果、勝ち越せればいいんだから。