私がネット小説などで見かける間違いの中でも、頻発しているものがいくつかあります。
今日はその中からとある「年齢をあらわす熟語」についてご紹介したいと思います。
ついでにあまり知られていないマニアックなものもいくつかご紹介します。
皆さんもご存知の通り、還暦は満六十歳、古稀なら七十歳、米寿なら八十八歳と、ご高齢の方の年齢をあらわす熟語は日常的に使われていますよね。
私も以前に祖母の喜寿(七十七歳)祝いをした記憶があります。
逆に働く世代、若い世代をあらわす熟語としてはどんなものがあるでしょう?
例えば「壮年」という熟語。これ三十歳のことを表します。働き盛りです。これも小説なんかではよく見かける表現でしょう。
さて、ここからが本題です。
同じくよく見かけるのが「弱冠」(じゃっかん)という熟語。これは本来、二十歳のみを指して使われる熟語です。
ネットでは、弱冠二十二歳の彼、ですとかそういう表現をかなりの頻度でお見かけしますが、つまりこれは間違いということになります。
しかし、弱冠という熟語が、若者、という意味として世間(若者中心)に広まりかけてしまっているのも事実です。本来の意味とは違っても多数派の意見が正解と入れ替わるというのもしばしば起こり得ることです。このことの他の事例も近いうちに記事にしたいところですね。
この記事から少しでもこの知識が広がることを祈ります。
ここからはオマケ。
時折見かけるのが「破瓜」(はか)という熟語。背徳的な印象を受けたあなた。気をつけましょう。何をとは言いませんが。
この言葉は女性の十六歳をあらわします。
これは瓜という字を縦に二分した時に八が二つで足すと十六になるからだそうです。
ちなみに八に八をかけると六十四になることから男性の六十四歳もあらわすとか。
日本語は不思議ですね。
続きましては「而立」(じりつ)。これは壮年と同じく三十歳のことです。かの有名な孔子が独り立ちした年齢なのだとか。案外遅いのですね。私も早く自立せねば。而立の前に。なんちゃって。
「孩提」(がいてい)。二、三歳の小さな子どものことです。楽しかったりして笑うことをしはじめて、抱っこされるぐらいの年齢をあらわします。孩、単体でも子供という意味がありますが、主に中国語なようです。
まだまだありますがこのあたりで止めておきます。他にどんなものがあるのだろう、と思わせることが出来たなら嬉しいです。是非調べてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。次こそは小説紹介です。(たぶん…)