百田尚樹氏の「沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない」
という発言は、政権の意に沿わない報道は許さないという
“言論弾圧”の発想そのものであり、
民主主義の根幹である表現の自由、
報道の自由を否定する暴論にほかならない。
百田氏の発言は自由だが、
政権与党である自民党の国会議員が
党本部で開いた会合の席上であり、
むしろ出席した議員側が沖縄の地元紙への批判を展開し、
百田氏の発言を引き出している。
その経緯も含め、看過できるものではない。
さらに「(米軍普天間飛行場は)もともと田んぼの中にあった。
基地の周りに行けば商売になるということで人が住みだした」
とも述べた。戦前の宜野湾村役場は現在の滑走路近くにあり、
琉球王国以来、地域の中心地だった。
沖縄の基地問題をめぐる最たる誤解が
自民党内で振りまかれたことは重大だ。その訂正も求めたい。
戦後、沖縄の新聞は戦争に加担した新聞人の反省から出発した。
戦争につながるような報道は二度としないという考えが、
報道姿勢のベースにある。
政府に批判的な報道は、権力監視の役割を担うメディアにとって
当然であり、批判的な報道ができる社会こそが健全だと考える。
にもかかわらず、批判的だからつぶすべきだ―という短絡的な発想は
極めて危険であり、沖縄の2つの新聞に限らず、
いずれ全国のマスコミに向けられる恐れのある
危険きわまりないものだと思う。
沖縄タイムス・琉球新報は、今後も言論の自由、
表現の自由を弾圧するかのような動きには断固として反対する。
沖縄タイムス編集局長・武富和彦、琉球新報編集局長・潮平芳和
※因みに
百田氏出席し発言した勉強会とは
「文化芸術懇話会」と題しては25日夕、自民党本部で開かれ
「九条の会」の発起人に名を連ねる作家・大江健三郎さんや、
脱原発に取り組む音楽家・坂本龍一さんら、
リベラル系文化人の発信力に対抗し、
政権の思想や政策を文化人を通して発信してもらう狙いの
勉強会との事
(以上記事転載)
百田氏の発言は
冗談では絶対に済まされない発言だと思います