安倍晋三首相が子どもの時、
六〇年安保闘争デモをまねして
「アンポハンタイ、アンポハンタイ」とふざけていたら
父親の安倍晋太郎さんは、
「サンセイといいなさい」とたしなめたが、
祖父の当時の岸信介首相は
「それをニコニコしながら愉快そうにみているだけだった」
という。安倍首相の『新しい国へ』にある
▼岸さんにそんな余裕があったかどうかはともかく、
特定秘密保護法案の反対デモを
「ニコニコ」とは見られない政治家がいる
▼自民党の石破茂幹事長はブログでデモについて
「絶叫戦術はテロ行為とその本質に
おいてあまり変わらない」と書いた。
デモもテロも同じ。
ガンジー、キング牧師もびっくりしているだろう
▼殺人や破壊行為によるテロと
「表現の自由」による市民の主張であるデモを
同じに扱うのならば、この国に少なく見積もっても
数十万人単位のテロリストと
「本質的に変わらぬ」人がいるということか。
石破さんはそんな国の与党の首脳ということになる
▼「糞(くそ)も味噌(みそ)も一緒」とはこのことで、
国会周辺のシュプレヒコールに
石破さんも冷静さを失ったのか、
国民の声を敵視してしまっている
▼ブログを続けてみよう。
「己の主張を絶叫し、多くの人々の静穏を
妨げるような行為は決して
世論の共感を呼ぶことはないでしょう」。
そっくり自民党に言い返せる。
その通り、共感は呼ばない。
(以上:東京新聞より記事転載)