やってよかった参考書・問題集は、まだ一冊しか紹介してないけど、もう番外編。

 

合格体験記であるが、1990年当時はインターネットがなかったので、このシリーズくらいしか情報源がなかった。

『私の東大合格作戦』『私の無名校からの東大合格作戦』以外にも『国立大』とか『早慶』とか読んだ気がする。

 

参考書選びとか非常に参考になったし、寄稿者には模試D判定で受かった人もいて、「D判定でも受かるんや。自分もやるで!」と思ったけど、若さゆえの勘違いであった。

 

おもしろいのは、そこに載っていた人で、その後、学者になったり、官僚になったりする人がいることである。

 

例えば、外交官試験(今は国家総合職(旧国家I種)に統合されてしまったが、昔は国家I種と別にキャリア外交官の採用試験(外務I種)があった)の合格体験記を読んでいて、この名前どこかで見たなあと思ったら、『国立大合格作戦』に書いていた東外大の人だったり。

 

まあ、若い人はご存じないと思うけど、昔「天才たけしの元気が出るテレビ」という番組があって、その中の「勉強して東大に入ろうね会」というコーナーに出ていて東大に合格した人が、その後官僚を経て国会議員になったり(この人は駿台の青本にも合格体験記を寄せてたな)。


結局みんな優秀で、自己顕示欲とか承認欲求が強い人だったわけだ。

 

この『合格作戦』シリーズ、高校~浪人当時は喜んで読んでいたが、今思えば20歳前後の若者の功名心にあふれた文章であり、鼻につくものも多かった。しかし、ネットのない当時、地方で孤独に東大を目指していた私には貴重な情報源であり、また合格の夢を見させてくれた書物だったのである。