安倍さん、喪失感がマジ半端ないって。


自分は、安倍晋三さんとの面識も無いし、手紙のやり取りもしたことない。側から見て、本当にただの他人。


でも、政治を通して、日本国民を護っていた。その有り難さを、自分は強く実感できた。


安倍総理が亡くなられて、冷静さを取り戻しても、未だに喪失感が続いていることに、我ながら驚いる。


いつの間にか、自分にとって、すっごい太い精神的支柱になっていた事を思い知らされている。


安倍総理とトランプ大統領が政権にいたとき、世界は比較的に秩序を保っていた。

(クリミア併合が起きたのは2014年。これは契約破棄という圧力にロシアが報復した事件と個人的に解釈してます)


強い存在がいない世界は秩序を失う。

(ウクライナ侵略は、シェールガス輸出を止めて米国が強さを失った事に端を発し、その後の原油高で自信をつけた独裁者が、クリミアの兵站を軍事で確保した事件と個人的に解釈してます)


世界政治の中枢にいた安倍総理が亡き後、日本と台湾は弱くなり、相対的に中国は強くなっている。

今後ますます世界秩序が不安定に向かう懸念、その後、日本経済が草刈り場として沈んでいく懸念が湧き起こる。


不安を払拭するため、自分にとっての安倍総理が何であったかを振り返って、現状把握に努めてみる。



2012年、尖閣諸島を国有化した結果、中国で起きた反日デモを目の当たりにしたとき、独裁者による侵略の意図をハッキリ認識したことを鮮明に思い出す。


当時の民主党政権下、経済も外交も連戦連敗だった日本政治に対し、自分は強く憤り、危機感を覚えていた。それと同時に、自分の無力さに、半ば絶望していたことを思い出す。


そんな最中に、奇跡の政権復帰を果たされた安倍晋三さん。


就任するなり、スタートダッシュ。あっためていたと思われる外交や経済政策を、次から次へと矢継ぎ早に打ち出して、あっという間に日本を立て直した。あの時の爽快感を忘れない、忘れてはいけない。


日常生活にヘトヘトだった自分にとって、安倍総理とは、救世主のような存在だった。


アベノミクスとインド太平洋構想は、世界における日本の地位を引き上げた。


日本を世界の中枢に引き戻し、自信と誇りを与えてくれたのが安倍総理であったと思う。


(つづく)