静岡県熱海市の MOA美術館「第29回薪能」鑑賞の為、家族で泊まりがけで出掛けて参りました。
MOA美術館は、尾形光琳の「国宝・紅白梅図屏風」が所蔵されていたり、秀吉公の「黄金の茶室」を復元したことで、国内外でも有名な美術館です。
館内には、能楽堂も設けられており、定期的に演能会も上演されています。
そのMOA美術館のムア広場に、特設舞台が設置され、毎年夏に2日間「薪能」が開催されるのです。
私は、ホームページにも書いておりますが、大のお能ファン
これ迄、仕事や旅行で出掛けるたびに、行く先々で、屋外にある能舞台を欠かさずチェックしておりますが、私が「薪能」を鑑賞するのに最も相応しいと思っているのが、このMOA美術館なのです
能舞台が設置されているムア広場は、緑の芝生が心地良く、また、高台にあることから能舞台の後方には、緑色の木々の合間から青い海と青い空が広がっており、遠くに初島も望めるのです。
開演は、午後6時。
潮の香りをふくむ風の中、徐々に暮れなずむ海を視界に入れながら観る幽玄の世界に、「よくぞ日本に生まれけり!」と心から思えるひと時です
初めての方やお子さんにも観能デビューの最高の舞台だと思います。
こんな贅沢な薪能ですが、なんと無料御招待制なのです。
お住まいが遠い方もいらっしゃると思いますが、飛行機や新幹線を使ってでも一度は観る価値が有ると思います。
今年は、8月1日・2日の開催で終了してしまいましたが、毎年5月頃からMOA美術館のホームページにて申し込み方法が告知されますので、皆様もどうぞチェックなさって下さいませ