新年度が始まりましたね。

 

 さて、今回の「みわさんぽ」(笑)です。

 4月13日(土)西武池袋線仏子駅の「一燈仏子寺」という埼玉県狭山市のお寺に伺いました。

きっかけは、立教大学名誉教授の横山紘一先生が「素晴らしいお寺なのでお見せしたい。」とのお話からでした。

 

 奈良・京都の名だたる寺社の方々と御親交も厚い横山先生が「素晴らしい!」とおっしゃるお寺です。即答でお伺いする事となりました。

 行きの電車の中から期待でわくわく、修学旅行へ向かう中学生の気分でした。

 

 仏子駅で横山先生と合流、法衣姿の御住職がもう車で迎えに来て下さっていました。車中で「仏子」という地名の由来等お聞かせいただいている内に、もうお寺に到着。想像以上に広大な敷地と新しくきれいで大きな建物です。

                一燈仏子寺

 

 最初に御案内いただいたのは、本堂外壁のレリーフ。地獄絵10枚から成る「十王図」です。黒御影石に精密な手彫りで作られています。子供だったら怖いと思う様な見事な物です。

 

 本堂の中に御案内いただくと「宝物・十八羅漢像」が壁面を背にズラーっと配置されています。大変貴重で珍しい中国産の「木化石」という材質の彫刻像です。圧巻でした汗

他にも仏具の一つ一つが御住職のこだわりの一品から成り、大きな「お輪」の音色に迄それが表れています。廊下や階段の大理石の使い方もステキでした。お寺の本堂なのに美術館か博物館に居る様に錯覚してしまいそうでした。

 

 倉庫まで拝見させていただきましたが、まだ御魂を入れていない仏像が沢山並んでいました。いずれ公開されれば、遠方まで行かなくても池袋から急行で約1時間のこのお寺でありがたい仏様を拝観できる事になります。

 

  御住職は、実業家ですが発心され在家出家なさり、ゴルフ場ではなく、お寺を作られたとの事です。立派なのは建物だけではないと感じ入るものが有りました。

 

 一般の方に広く門戸を広げ、宗派を超えた仏教や禅・サンスクリット語・漢詩を学べる「一燈佛学院」も設立されました。

東洋大学元学長・菅沼晃教授や大正大学元学長・小峰弥彦教授を始めとした教授陣も豪華です。東京にも新宿校が有ります。

 

 

 埼玉県内最大の葬祭場と霊園も有り、NHKのテレビ番組「こころの時代」にご出演されている横山紘一先生の仏教講座も定例で開催されています。

まるで「人生を考える大人のテーマパーク」の様でした。

 

 

 仏子寺本堂一心殿は、どなたでも無料で拝観できるそうです。

         

  西武池袋線仏子駅から徒歩で約十五分 タクシー・路線バスも通っています