電車に乗っていた。

満員電車!

突然、

「誰か譲りなさいやーっプンプン

とダミ声のおばさんの声。

びっくりして目を開けると、

ハッとしたような顔で、若い女性が席をたった。

そこに二人組のおばあさん達が座った。

ダミ声のおばさんにおばあさん達がお礼をいう。

ダミ声のおばさんは勝ち誇ったように、

「こういう時に若いもんが譲りなさいよ!」

と言った。

世の中には若くても体調が悪い人もいるし、

見た目で判断してはいけないと思うけどな。

ダミ声のおばさんはいいことしたと自己満足かもしれない。

そもそも譲り合い精神は、自発的じゃないとダメだよね。

他人に言われてからやるのは、後味悪し。