目の前を歩いてる女の人が財布を落として、落としましたよって声をかけたら顔はタイプで、そんで付き合ってみると心持ちも良く夜の相性だって合う。そんな出会いを求めてる事は机の引き出しからドラえもんが急に出てきて何でも叶えてくれるくらい。だってある小説に書いてあった、要するに劇的な瞬間はない!

男はいつもバカでそんな事考えたり、野球に誘った女の子が、それまではとても丁寧な文章が送られて来て、若いのに珍しいなぁなんて思って、野球観戦の時のツーショット写真を送りますね!と言ったまま、連絡来ず…まぁよくある話で彼女のアカウントを消去!したのにも関わらず、10日後に携帯の修理が戻って来たので、と何事も無かったようにまた丁寧なお礼の文章が届き、写真送りますね!からまた連絡無し…そんな事にはもう翻弄されない!オフホワイト、いやダークグレーなヨコシマはいつも男の方で…

出会って良かったって思うのは結果的に喧嘩ばかりでも結婚して子供が出来て、その子がちゃんとまともに育つかどうかわからないけど、後になって振り返って出会って良かったって思うキズナの話だ。けど繋がってる…誰かと。

劇的な瞬間は突然やって来る。中学2年の小運動会の前の日にオヤジに大切にしてたギターをいとも簡単に叩き折られた。遠くで聞こえた悲鳴の様なギターの折れる音。そうだ俺はいつもダメな長男だ、いかに俺がつまらないかを育ての母と毎晩声を荒らげ話してる家を黙って出たのは20歳の夏だった。

オヤジは親戚や親、兄弟全てに厳しく、今では誰とも繋がってない。その戦艦大和の主砲はいつもオヤジ以外の身内に軋む音を出し発車してた。その主砲が自分の方へじわりじわり向いて来た事もわかる。結局ずっと腹の奥底にある俺への不満。音楽の安定してない仕事、結婚に失敗し子孫も残せてない事、チャラチャラ若い女と野球観戦、色んな事がまたあの暗黒の時代の幕開けだと感じる。どうしようもない事もわかる。オヤジも覗き見してたtwitterはアカウントを削除した…ただ確実にDNAは受け継いでんらろうな。周りにクソオヤジは沢山いる、他人だからクソオヤジって言える。

ベリーベリーストロング!

キズナの話だよ。
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