2月 14日 （金） 
14℃
あなたが最後に食べたいものは、何ですか？
こんな問いを受けることありますよね。
主人が大好きな茶わん蒸しはですか具は銀杏のみのどんぶりいっぱいの茶わん蒸し。
穏やかでのんびりと過ぎた日の夕食に何故か作ってしまった。
そして、支配人特製ババロアもう味わえない。
昨日まで雪が少ないと言っていた山々に
うっすらと雪化粧した飯綱山が目の前に写る。
好きだったゴルフに通いなれた道をゆっくりと車は進み。
「どうしたんでしょう今日は雪なんて」というと、
運転手さんが「涙雪じゃないですか」と
「お月さんこんばんは～。」演歌調に歌っておどけてみせては
孫たちに大うけのじじが満月の朝帰らぬ人となっってしまいました。
そして、大好きだった花に囲まれ懐かしい方々にお目にかかりながら
大勢の方々に見送られて最後のお別れを。
その朝も普段通りお客様に美味しい朝食をお出しして
笑顔でお見送りしていた主人でしたのに。
新聞を見ようと立ち上がった直後に倒れて。
救急車が来るまで心臓マッサージをしてくださった
中京大付属高等学校スケート部監督・コーチ・生徒の皆様。
大町フーテンさんの心温まる弔電。
ほんとうに老若男女問わず愛された主人70歳の生涯でした。
この場を借りて深く御礼申し上げます。
主人の机を整理していたらローザンヌで優勝した二山治夫さんの新聞の切り抜きが
最近の記事まで大事にスクラップされていました。地道な努力を脇で見てきたからこそ
陰ながら応援していたんですね。告別式会場に入り祭壇に白鳥バレエ様塚田たまゑ先生
みほり先生二山治夫様からのお花が中央に手向けられいて感激致しました。
現在はパリオペラ座で活躍されてなかなかお目にかかれる日がないというのに覚えていてくださったなんて。
つたないブログをご一読していただきありがとうございました。
これにて幕引きといたしたいと存じます。
永欣にわたりご愛読心より感謝申し上げます。
