教員採用試験で合格するには面接での高得点が必須です。このブログも3年以上、書き続けていますが、大半が面接について書き連ねたものです。最近、読みはじめた方もいらっしゃると思いますので、ここで簡単にまとめてみたいと思います。

 面接高得点をとるための課程を3つに分けて考えます。まず、一番目

 

1 土台をつくる

です。これは、面接で一問一答集をつくろう、というものではありません。

土台をつくるとは、一言で言えば 「力をつける」ということ、自分を高める、価値を上げるということです。

具体的には

・教師としての力量を高める

一日二日で力はつくものでは、ありません。PDCAサイクルの実践が教育現場でも言われて

いますが、そのような日々の実践で着実に力をつける。学生はボランティア、インターンシップ

で即戦力として。日々の反省・改善、向上、明日の自分が今日の自分を上回るような成長

ができているかどうか。

・魅力、人間性を高める

この人と一緒に働きたい、この人がいれば職場は明るくなるな、誠実な人だなあ、協力的だなあ、そんな人なりを目指す。面接でそんな人を演じればいいんだ、なんて思わないでください。自分を偽っても一言・二言、必ずボロが出ます。

・知識・教養を高める

何か物事を考える時、その分野だけ特化した知識で考えることができるか?といえばそうではありません。例えば教育でもそうです。今の教育問題について。目の前の子供だけで判断できますか?学力の差がある。それぞれの子供の実態に起因する部分もあるでしょうけど、それと同時に、保護者の経済格差、経済格差が生じた政策、景気、社会保障、核家族化、スマホ等の情報機器、ゲーム、・・・・いろんな要因が絡んでいるわけです。物事の本質をえぐっていくには、深い知識、教養、見識が必要です。面接官が感心する回答とは、そのような深さを

感じさせる回答なんです。

・考え方

元京セラの稲盛氏の著書「生き方」に、最も大事だと言っているのがこの「考え方」。 これにより、人は仕事においても人生においても成功も失敗もしうると彼はいっています。これは、点数で表したときに、マイナス100点~100点で表されます。楽をして成果を出そう、人を蹴落としてやろう、悪事を働いて金儲けしよう、などこうしたマイナスの考え方を持っていると例え能力や熱意が高くてもマイナスの結果が生じると言っています。たった一回の人生、大切に生真面目に、もっと一生懸命生きていくのが大事だと言っています

 

以上4つ。 

 

「面接に関係ないやん?」と思いますか?

 

ここが大きな分岐点ですよ。