一週間前の面接指導。保健体育志望者へある質問をしました。

質問「ドーピングはなぜいけないのですか?」

回答「健康によくないから」

質問「じゃあ、健康に影響を与えないドーピングはしていいのか?」

回答 「ダメです。」

質問 「なんで」

回答 「・・・・」

あまりにもお粗末な回答だったので、ドーピングとは何か、スポーツの本質とはを考えて、後日回答するように、との宿題を課しました。

後日の回答 「社会的影響があまりに大きい。」

1 人として信じて疑いのない概念を根底からくつがえす。努力、一生懸命、向上心、継続、公平、健康など人として当然、大切なものを根底からくつがえす。ずるいことをしても勝てば良い、という価値が社会に芽生える。

2 スポーツの意義を揺るがす

スポーツマンシップというように、スポーツは公平・公正が大前提で、その中で

競技者は、工夫や試行錯誤しながら勝利を目指す。そうした前提をくつがえす

3 応援する側の失望を与える

 スポーツには選手の頑張り、勝利から希望や夢を与える面もある。また、プロのサッカー選手、野球選手、オリンピック選手は子どもの憧れである。そうした人たちへの裏切りの行為である。

このような回答が後日、返ってきました。そして、その夜のニュース速報・・・・。まさにタイムリーの話題でありました。