昨日の続き

課題例「学力低下に対する考えと取り組み」

流れとして

A 学力低下のそれぞれの考えを発表

          ↓

B 3つぐらいに分類する

         ↓

C それぞれの取り組みを各自発表

 

地図を渡すことで全体と着地点がイメージできるという話を前回しました。

注意事項

・集団討論では協調性の評価が高いのでAの段階では必ず一通り全員が発言できるように持っていく。自分の考えをのべて強引にCに持っていかない。

・Bの段階では、いったん課題を振り返りながらAをまとめること。抽象化する。そうすることで整理できる。

 抽象化の例 だいこん 肉 にんじん りんご チョコレート あめ 刺身 なし 唐辛子

      野菜、肉系 お菓子 野菜と分類できるし、甘い 辛い 味がないとも分類もできる      

・Cは具体。具体の話が中心になると迷子になりやすい。なのである程度、意見がでたらまとめることが必要。地図で今、自分達がどこにいるか確認しながら討論を進めること

 

討論で話が進まない、何かしっくり来ないケースはCの話に終始し、Cの下の矢印Dが出てきたため。例えば、発達の段階での学力対策の取り組みになり、小学校2年生での取り組みの話になった。低学年を担任する討論参加者が多く、話が盛り上がり、低学年での学力向上の具体的な話が中心になってきた。これはCの下の矢印Dが出てきたためで、討論の趣旨と離れていくのでいったん課題に戻る必要がある。

集団討論ではリーダー役になる人の力量が上手くいくケースが多いです。リーダー役を努めようとした人の力量がないと悲惨な結果になってしまいます。