面接の願書の提出時期ですね。自己PRで採点が忙しいです。

「粘り強さがあります」

「向上心があります」

「思いやりを大切にしています」

「努力ではだれにも負けません」

「人とのかかわりを大切にしています」

こんなのダメです。粘り強さ、向上心がある、と言われても、それ以上の持っている人はいくらでもいるでしょうし、それが例え、事実だとしても表現があまりにも平凡すぎます。相手の心を射抜かないとあっても無いのと同じです。錦織圭とかイチローとか綾瀬はるかとかでしたらこれでもいいでしょうが、教員採用試験を受験する大半の人は、一般の普通の人です。だからこそ、表現の仕方、1つで他の受験生と一歩も二歩も有利に試験を進めることができます。昨日の受講生は、10月からスカイプで勉強してきましたが、故事から素晴らしい自己PRができました。全国何万、受験する教員採用試験で彼と同じ自己PRをする人はいないでしょう。今日の受験生、「なんか、ないんかいな!」といらだった私に、冗談半分で言った言葉が私の胸を打ちました。中学時代の先輩のTシャツに書いてあった言葉らしいです。自分をプレゼンテーションする、売り込むのですから、ひとひねりもふたひねりする労を惜しんではいけませんよ。