面接本や面接指導者は、自分の考え方の軸を持て、とか核を持てとか、そこからぶれるな!と言ったりしますが軸とか核っていったい何?と思ったことはありませんか?私も面接指導をする上で、この「軸」「核」を重要視しています。ネットで「自分の核 面接」と検索すれば概ねのことは理解できると思いますが、軸や核であるんですからぶれてはいけないものです。ちょっとしたことでぶれる軸や核は、自分でそう思っていただけで本当の軸や核ではありません。これを探すのが面接対策として以上に、生きていくうえでの指針となります。若い人は、今の段階でこの核、軸探しをしておけば、迷ったとき、悩んだときの羅針盤となります。当然ながら生きていくうえで衝撃的な出来事、人生に影響な出来事を経験すれば変わってはいくでしょうが、だからといって180度変わるのか、といえば、そうでもない様な気はします。人本来が持つ性格、資質、育ってきた環境、今までの自分の行動で培われたもの、そういったものをすべてひっくり返るような出来事って、そうそうあるものでも

ないでしょうし、あったとしてもそこで初めて気付く、ってことはあると思いますが。こうした自分の核、軸をもっている人ってどんな人物かといえば信念がある人でしょう。でも、けっして頑固な人ではありません。信念がある人は、世の中にはいろいろな考えがあってあくまで自分の考えはこうだ、と受け入れることができる人で、頑固な人は、人はこうあるべきで他の人の考えを一切受け入れない人、否定する人、そのように私は考えます。自分原理主義者といえるでしょうか。例えば、食堂を開店するとしましょう。人に喜んでもらいたい、という信念があれば、自分のつくる料理がより美味しくなって、よりお客が喜んでくれるので素直にアドバイスは受け入れるでしょうが、頑固者は、自分のやり方が一番上手い料理ができる、と考え方を変えない人でしょう。教育であるなら、将来の子供の幸せのために子供の学力を上げたいと思うなら、いろんなアドバイスを受け入れる人か、自分のやり方が一番、学力が上がると信じ、全くアドバイスを受け入れないか。頑固者にはならないように。