昨日、中学校・高校現職数学教師、数学教員採用試験を目指す人がワンランク上を目指すための講座「数学塾」を開講しました。

昨日は多くが現職教師だったのですが意識が高い人が多かったのが何より嬉しかったです。講師はこのブログで何度も紹介しましたが八田講師。私自身、本当に八田先生から学ぶことが多いです。

さて、昨日の講義で私が学んだことを以下、列記しますね。

1 思いの大切さ

 八田講師自身、非常に向上心が高い人です。しかし、自分の教師としての力を向上させるだけでなく、培ったその技術をなぜ他の数学教員に学んで欲しいのかを熱く語ってくださいました。面接で言えば志望動機です。感動しました。自分の思いを語ることがいかに大事なのかを

あらためて考えることができました。

2 数学教師としての知識

 私の高校生時代を思い出しました。なぜ、この問題ではこの式を使えばなぜ解けるのか、この式の意味はなんなのか、疑問に思い、たまに先生に聞きに行ったことがあります。先生は教科書に載っていない内容を教えてくれ、普段は冴えない先生だったのに格好良くみえたのです。で、失礼ながら「凄いですね」という私の言葉に先生は「受験に関係ない知識や、と我々は言えんからな」と普段ではみれない生き生きとした表情で私に語ったのです。(今で言うドヤ顔で)

生徒が疑問を持って質問に来た場合、

「そんなの考えなくていい。受験に関係ない」

では信頼を勝ち取れません。自分の専門分野である以上、一通り説明をした上で「この知識は受験では関係ないよ」

これがプロだと思います。

 

3 見せ方

 八田先生の語り口調に、噛んだり、「エー、アー」などの雑音は一切ありません。立つ姿勢も素晴らしい。大事なポイントは意識的に声のイントネーションを変えるなど、あらゆる点で工夫が見えます。板書の構造やコーチングも大変、学習されているのを感じます。

数学教師で無い私でもこれだけのことを学べたんですから、受講された人はもっと多くのことを学んだでしょう

八田先生は「私自身、皆さんからまだまだ学びたい。良い指導法があれば教えてください」とおっしゃいました。単なる技術の伝心でなく数学教師として講師、受講生ともに学び合える、それが新教舎の「数学塾」です。ワンランク上を目指す数学教員の方、一緒に学んでいきましょう!!