徒然と気持ちを。 | USUオフィシャルブログ「U N' I To You」Powered by Ameba

徒然と気持ちを。

ちょっと時間があったので、また徒然と今の気持ちを書きたいと思います。

お時間ある方はお付き合い下さい。

まずは6th album『DOCK』を発売して2カ月が経過しました。

多大なるリアクションに感謝します。

久々にアルバムを出してから

曲を作っていませんでした。

頂いた客演の曲以外はペンを封じてました。

多分本能的に。というか意識的にというか。

どっちかは分かりませんがw

これは個人的に珍しいです。

いつもならリリースした直後から、次に向けて動き出すのが今までの自分でした。

それほど、今回の制作には紆余曲折があり、そして初志貫徹という言葉がハマるアルバムでした。

そんな作品に出会えて良かったです。

何をやっていたかというと。

XL VIEW NUSICとしての裏方業務もやらせてもらってました。

3月までに二作品リリースされます。

まずは

ずっと苦楽を共にしてきた

KRYZの2nd album『Pandora』が3月2日にリリースされます。

お世辞抜きで素晴らしい作品です。

非常に売れてほしい。

けど、まだまだ爆発するには遠いだろうな。

そんなに甘くないのは俺が一番知ってる。

ただ、今のKRYZの全てが詰まってると俺は思います。

うん。売れて欲しい。

そして次はDJ AYANAの初のミックスCDがリリースされます。

タイトルは『Brand new female vol.1』です。

その名の通り、女性アーティストの音源、または女性アーティストのパートのみで構成されたミックスCDでございます。

そしてその中には

彼女名義のオリジナル楽曲。

『DJ AYANA / D.F.W feat.LIPSTORM pro.by BLACKBEATZ』

『DJ AYANA / Ex boyfriend feat.MIYUKI pro.by Y.magic,BLACKBEATZ』

でございます。

プロデューサーにはBLACKBEATZ,Y.magicを迎え、客演には今をときめく東京代表Female rap squad #S7ICKCHICKs からLIPSTORMちゃん。

そして新潟からはSinger MIYUKIを迎えました。

この2曲。ハッキリ言って素晴らしいです。

これもまた素晴らしい作品になりました。

感謝です。

そしてKRYZとツーマンライブがあります。

2月11日にCLUB SEVENにて開催です。

ゲストにはKOHH君をお招きします。

???

ツーマンじゃないって?

いえ。バチコンな感じのツーマンです。

ハッキリ言ってKOHH君がいるいないは俺の中で二の次な訳です。

じゃあ何で呼んだんだって?

見たいからですw

そしてKOHH君のファンの方々にも、この日を通して、俺とKRYZ、そして他に出演してくれる新潟のアーティスト達を知ってもらいたい。

ただ、それだけ。

新潟はどうなのか。

ヤバいのか。

ダサいのか。

通用するのか。

それを見極めに来て欲しいんですよね。

確かに新潟だけでまとめて、俺らのファンのみんなや、仲間やサポーターの前で披露するのも全然あり。

それは凄く温かいライブになるでしょう。

でもそれじゃスリルがないんですよ。

だから、そこに特別なデカイ要素をぶち込む事により

また新たなゲートが開き、新たな世界に広がって行く。

そう俺は思ってます。

だからフライヤーも2種類作りました。

看板を背負う為に。

と、まあ、徒然とか言いながら告知かよ!

って思った方、お許し下さい。

あ、こんなに告知するつもりじゃなかったんですw

さあ、ここからは。

更にお時間ある方はお付き合い下さいw

最初から言っておきますが

あくまで、個人的な意見なので悪しからず。

キングコング西野さんが

自分の作品

『えんとつ町のプペル』を無料で読める様にしましたね。

これに関しては

彼の性格も意図も自分は分かりませんので、賛否を恐れないタイプでしょうから言いますが、ハッキリ言って俺は無しです。

ハッキリ言います。

無しです。

基本俺はLoveとHateはニコイチ(DABO君の曲にもありますが)

だと思っていますので、どんな意見が生まれようが、それはその人の価値だと思います。

それに、元々彼の事は嫌いじゃないし、むしろ好きだったような。

別にこの件があるからって嫌いになる訳でもなく、彼の漫才はこれからも見ます。

これは、なんで俺的に無しと言いますと。

発売した後に、無料にするってのが無しなんです。

この後ってのが重要なんです。

しかも

買いたい人は本を買ってくれ。

買いたくない人は無料で読んでくれ。

と凄く太っ腹に聞こえますが、俺と考えが圧倒的に違います。

それが最初からじゃなかったという事です。

これが最初からあった構想ならば尚更です。

これを知る前に買った人も沢山いるからです。

西野さんの猛烈なファンの方なら、OKなんでしょうが、シンプルに絵本として買った人の中にフィットしなかった人もきっといるはずなんですよね。

最高だった!

って言う人と

微妙だった。。

って言う人が。

いるはずなんです。

それがアートだと思ってますから。

ましてや絵本というジャンルならば自分の為じゃなく子供の為に買った人もたくさん。

そして、理由としては

『2.000円は高い。自分で買えない』

というある小学生からの意見があったからだそうです。

仮にこの小学生が自分で買えなくて悲しんでたとしましょう。

(分かります。俺も小学生の頃、高くて買えないCDがいっぱいありましたから)

西野さんも切なくなった。

でも、その以前に

自分では高くて買えないけど、頑張って買った小学生もきっといるはずなんです。

もしこれをやるならば、

『買って面白くなかったら返金します。』

もしくは

『どの本屋でもこれだけは立ち読み可能です。それなら良かったら買って下さい。』

みたい形にしないといけなかったんじゃないかなと思っています。

あ、もちろん彼の作品ですし、彼のやり方なんで、あくまで自由ですんで、これは文句じゃありません。

完全なる相違です。

そしてこのアクションについて様々なリアクションも色々読みました。

俺と同じ意見もあれば、

クリエイターの在り方、売り方も進化している。

無料で見た人が本を欲しくなり買っている。

みたいな意見も。

俺的に???

です。

ですが。

実際23万部まで伸びたそうです。

うん。凄い。プロモーションて凄い。

なんて思いながらも。

でもやはり俺は

最初から

ってところに拘りたいんですよ。

だったら最近の流れであるクラウドファンディングなどを使い25万部の印刷経費を集めて

最初から

無料でやるべきだったんじゃないかなと。

俺は思います。

そしてこれが逆なら凄く俺は合致します。

無料で配りました。たくさんの人や子供達に読んで欲しいから。

25万部作りました。本屋にあります。

無料です。持ってけ泥棒。

的なアクションならめちゃくちゃかっこいい。

そして25万部はけました。無料で読めた人ラッキーです。

さあ、こっからは有料です。

買って下さい。

ならね。

最初から

言いましたがこれはあくまで俺の意見です。

我々が息抜くヒップホップ業界も

良くこの話が出ます。

無料で配るってどうなん?

音楽に価値をつけないと。

とか。

無料にしてたくさんの人に聞いてもらいたいから無料にしました。

とか。

俺も無料の曲は30曲ぐらいリリースしてきましたよ。

有料の曲もCDもたくさんリリースしてきました。

俺的に考えはこうです。

無料も有料も妥協はない。

本気で作ってる。

だから、無料の音源を聞いて

これが無料かよ!やべー。

って意見は凄く嬉しいですが、怖くなる時があります。

これが有料だったならどうだったんだろう。

って。

でもそれでも次に繋がると確信しています。

そうです。

全ては次に繋がる為にやってます。

だから無料も有料も本気だしてKENZI君と作ってます。

ですが、有料の音源を無料にした事はないんです。

それは絶対的に

身銭と時間を作って買ってくれた人がいるからです。

無料の場合はこうです。

『無料なんでね。お金いらないんで。是非聞いて下さい』

と下から目線です。

有料の場合はこうです。

『2.500円と安くはありませんが、聞いてみて下さい。自信あるんで』

と何とも上から目線です。

でも、この違いがあるようなアクションも全く一緒です。

どちらも本気の音楽です。

ただ、俺は一度進んだ方向から道を逸れる事が嫌いなんです。

だから、無料は無料。

有料は有料。

意図的にわけてます。

あ、曲出来たんで適当に聞いて下さい。

的なスタンスではないんです。

あ、このスタンス嫌いじゃないですw

ただ、俺らしくないんで。

無料と有料に違いがあるとするならば、

それは聞き手の気持ちじゃないでしょうか。

無料ならリスクはないから気が楽ですよね。

有料なら数あるCDの中から限られた身銭の中から選ぶ訳ですから、そりゃ覚悟がいる訳ですよね。

でも

これ無料かよ。やべーって感想よりも

買って良かった。本気でヤバい作品だ。

の方が圧倒的に嬉しいって事です。俺は。

全てがそこに繋がるように、色々やって行かなきゃって感じなんです。

最後に

『「無料で公開するのはクリエイター殺しだ」と言うのは時代認識がズレているんですね』

という言葉を見つけましたが。

クリエイターが作るのはアートです。

アートってのは時代が作るんじゃなく

時代に生きてる人が作るんです。

だから時代も世代も越えるんです。

プロモーションや戦略やシステムが溢れ中にも

必ずブレちゃいけない芯が必要だと思うんです。

最初から言いましたが、

あくまで俺の意見なんで、もし気を悪くしたらすいませんw

こんな気持ちを誰かと語らいたいもんです。

酒でも飲みながら。

もちろんそこにもお金がかかる訳です。

『大将、今日金ないから無料にしてくんない?』

なんて言ったらぶん殴られるような居酒屋でw

では。